ここからは第二次世界大戦の最後の核爆弾の犠牲檀に立つ家庭を描き出して行くのですが、それはキリスト教のサクリファイス思想の、云わば究極の奉仕として人類に捧げられたもの、、、
みたいなノリはまだずっと後の方なのですが、そうした特別な家庭を10ほど描き出そうと思います。
しかしなにぶん、私はまだ家庭を持った事がなく、だからこそ夢を描けるのかも知れませんが、やはりどうしても女性パートナーの意見が大切だと思います。
どうか一緒にこの時代の長崎、浦上での進歩的な家庭を描いてみて下さい。
以下は私の乏しい経験から絞り出したアイデアです。
まず手が速かったのはジョンで、トゥルクの心が慎語に在ると悟って直ぐに浦上の日本女性達と付き合い始め、一年足らずで結婚します。
彼は戦争で人を殺した事があり、1人の夜に耐え切れない程それに悩んでおり、女性の助けを本当に必要としてました。
女性達と書いたのは、彼の存在が浦上クリスチャン女性に大きなインパクトを与えたからで、世界情勢と英語を教わろうと多くの女性が彼の元に集まりました。
ガネシヤも日本女性と結婚し、それはシャイな者どうしの一目惚れ的なものからでした。
ガネシヤは象の神様で、ボーッとしてる様で思慮深く、「マハーバーラタ(偉大なるインド)」という聖なる物語を書いた神様とされます。
彼もそんな物語を書こうとしている、オタク(隠者)タイプの青年で、ヨーガ教室は開きますが人気はイマイチ。
でもそんな彼に惹かれる女性もおり、日本女性の奥ゆかしさに彼も安心します。
天臣は医院を開き、彼の腕を慕って女性看護婦も多く付きますが、彼は仕事に没頭するタイプで女性には構いませんでした。というのが当初の設定でしたが、やはり彼にも父親になって貰う事にし、それが家名を大事にする親孝行でしょう。
そしていよいよ慎語とトゥルクの家庭を描くのですが、これについては色々アイデアがあるので次回に回させて貰います。