私も殆ど政治 free な人生を送って来て、選挙に行ったコトは2回しかありません。
なので日本の政治についてどうこう言う資格はあまりないのですが、日本人としての自覚は一応持っているつもりなので、2つだけ政策じみた話をさせて頂きます。
まずは、本ブログの2回目「有機農業の核心的な価値」で紹介した「有機農業推進議員連盟」についてです。
これは要約して振り返りますと、近代石油化学農業は土壌のミネラルバランスを崩し、有効微生物群の働きも阻害して作物のミネラルバランスは失われてしまいました。
そうした作物をいくら食べても、人体の80種余りの必須ミネラルを満たすコトは出来ず、それによる栄養不良があらゆる現代病の増加をもたらしている事実は、もはや何人も否定できないレベルまで解明されて来ました。(酵素学の発展による、「超ミネラルがあなたの健康を守る」参照)
こうした背景から、世界の先進国では有機農業の復権が進んでおりますが、日本はまだ発展途上国のレベルで、石油化学農業の利権に縛られているのが現状です。
これを改革する目的で、フィンランド出身の日本に帰化した環境学者ツルネン-マルテイ氏(元参議)は「有機農業推進議員連盟」を立ち上げました。
残念ながらツルネン氏は今期落選してしまいましたが、彼の本はとても具体的な環境農業政策を説いておりますので、ぜひとも読んで支持してあげて下さい。
次に、私の母方の親戚がみんな大学教授だった絡みから、日本の高等教育政策について提言させて貰います。
近年、世界の先進国では大学まで一貫して教育の無償化が進んでおり、これによって若者は経済的な心配をせずにポジティブな気持ちで勉強ができます。
教える内容も資本主義的な競争(金儲け)に偏らなくなり、より本質的な社会の為になる学問が追求される様になって来ております。
しかし日本はこの波に乗り遅れている感があり、それが「若者の幸福度ランキング」を先進国中で最下位に落としている原因と思われます。
当然これは親にもネガティブな影響を及ぼし、教育費がバカ高いからあまり子供は作りたくない、と考える親も多くおります。
教育が free (タダ)になって来た背景には、スマホによるインターネットの爆発的な発展も影響しています。
これにより、適切なガイダンスさえ得られれば子供達はいつでも最新の情報をタダで得られる様になり、より深く学ぶ場合には本もネットで買うのが一番安い時代になりました。
これではわざわざ時代遅れの情報を、有料で学校に学びに行く必要性が無くなるのも当然と言え、そうした時代遅れの教育は時に若者にとって有害ですらあります。
それは表面的には、借金を背負わされてイヤイヤ勉強し、折角の素晴らしい学問がキライになってしまうと云った弊害がまずあげられます。
しかしそれよりもっと悪いのは洗脳であり、北朝鮮や中国の様に「政治中毒」を押し付ける教育ほどではなくとも、日本では「お金儲けが一番大事」と暗に教えてしまっているフシがあり、それが学問の神聖さを貶めているのではないかと心配します。
これには私の母方の祖父も責任の一端を担いでおり、彼は大学の学長として高給を取って、孫達に一人頭1000万円は遺産を残しました。
しかしその財産を投資詐欺グループに狙われ取られてしまい、私の利権が無くなったのはまだイイのですが、祖父はそのショックから一気にボケてしまいました。
故人を悪く言うつもりは無いのですが、若者達を搾取して貯めたお金は呪われており、それが祖父の人生に祟ったのではないかと私は思っています。