真の動物福祉牧場を目指して

51. 冬虫夏草 (とうちゅうかそう)

久しぶりにウィキペディアの紹介から入らせて貰います。
これは私が優樹地方を旅した時によく見かけた漢方食材で、当地の主要な経済産物と成っておりました。

広義の「冬虫夏草」は日本にも多く存在しますが、その薬理作用はあまり研究されていないようです。

一方、中国では何千年も実地研究(人体実験)が行われてその有効性が認められ、最近ではその薬理作用も解明されました。
これはぜひPDF(3ページ)を読んで貰いたいのですが、簡単にその作用をまとめると、心臓の働きが安定して強まり、赤血球の酸素供給能力が向上し、ミトコンドリアでのATP合成がアップして、全ての組織で病変に対応する余力がもたらされる。 とされています。

この他に抗がん作用や免疫調整作用も認められており、化学的に加工して効力を数十倍に高めたモノも臨床で使われております。

こうした「作」をもたらす「体」はどうも特殊な核酸の一種の様で、核酸と言えばDNAやRNAの材料ですが、RNAは様々な酵素作用も司っていると解って来ており、それに作用するコトで神経にも作用が広がって、心筋の収縮力を高めると考えられます。(私の仮説です)

こうした力強い「果報」を生む「冬虫夏草」は、チベット高原でしか産出されないとされて来ましたが、日本で人工栽培に成功したという記事もありました。
しかしこれもまだ「本場モノ」には及ばない様で、やはり厳しい自然環境の中で逞しく育った「冬虫夏草」には特別な価値があるようです。

今回の「妙なる法」シリーズは「食材」から10本を選び、これは沢山あり過ぎるので「高原の食材」からに絞るコトとしました。
いきなりマニアックな食材から入りましたが、次回は一般的な食材をフィーチャーします。


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