チベット密教の中でも一番神秘色が強いとされるカギュ派の開祖ミラレパが、大麦若葉だけを食べて生き、特別な悟りを開いたという伝説が残っております。
これはあくまで伝説なので色々なバリエーションが在りますが、彼の身体は緑色になって神通力を発揮し、150歳くらいまで生きたとされ「Green Man」という歌で後世に讃えられています。(XTCも歌ってる)
大麦若葉は、何度食べても後からどんどん生えて来て、実を食べるより10倍ものタンパク質が得られるとされ、食糧危機から人類を救うとも言われております。
ミラレパは「風の谷のナウシカ(原作)」でもフィーチャーされている特別な存在で、チベット密教にかなり深入りしているブログでも特集されていたので載せさせて貰います。
この「十万歌」を翻訳された、おおえまさのり氏とは会ったコトがあり、それは長野のヒッピーコミュニティー大鹿村で行われた、ネイティブアメリカンの儀式(スウェットロッジ )ででした。
まさのり氏はその原典を、「秘境西蔵八年の潜行」という本を書かれた西川一三氏から託されたと言い、この人は世界大戦中に日本とチベットの間で同盟を結ぼうと尽力された方です。
西川氏の著書では、チベット人と日本人の同一性が強調されており、それは言語と見た目の同一性に留まらず、精神性に於いても志那人とは大きく異なり、日本人に近いコトを述べております。
それはともかくとして、「大麦若葉」には特別な「力」が宿っているとされ、ヒトの腸内細菌叢をウシのそれに近付けるみたいです。
大麦若葉の神秘
ウシはヒトの10倍も大きな体を草から作り上げており、それは腸内細菌を消化するコトに依ります。
これは実はヒトにも可能なコトが、日本の大麦若葉だけで生きているヒトの腸内細菌叢からも示されております。
果たしてヒトは本当に「Green Man」に進化できるのか、どうしても気になる私の様なヒトは、いつかカギュ派のお寺で修業してみるのも一興かと思います。