真の動物福祉牧場を目指して

9. 料理 (分解者)

今回は人間界に於ける分解者的な仕事として、「料理」にフォーカスしてみます。
まずは夢のある話からで、海外では料理人が大いに稼いでいるコトを紹介します。
ここまで「料理」に価値を認める大衆文化は日本には無く、日本の料理人は過当競争に喘いでいるのが現状の様です。

この日本の「レストラン過多」の状況は中国と似ており、24hオープンのチェーン店の多さでは中国を凌いでいます。
日本の料理産業はスーパーやデパート、コンビニなどでも過剰な程に発展しており、日本ほど「料理」に力を入れている国は他に無い気もします。

私も民宿(家業)とホームヘルパーで料理を仕事として来ましたので、この仕事のコツは掴んでおります。
地元の新宿の公園で個人的に炊き出しを行ったコトもあり、そこで出してた雑炊にはEM-Xも入れたりして、究極の「おじや」を目指してました。(私は玄米おじやが一番の好物です)

「究極の料理」と言えば「美味しいんぼ」で、家の民宿には全巻そろってます。
もう一つ名作料理漫画を挙げると「大使閣下の料理人」も素晴らしく、日本人の料理を愛する心は世界に冠たるモノと言えそうです。

しかし一方、「美味しんぼ」と「大使閣下の料理人」で共に料理の八割方を握るとされている「素材」への拘りでは、欧米でのそれに及んでいない気もします。

フランスやイタリアでは有機農業が盛んで「料理」に拘る人々の人気を集めています。
アメリカでは無機作物と有機作物は貧富の格差を象徴するモノとなっており、 金持ちは有機専門のスーパーで食材を買っています。

この現象は中国でも観られ、長年の収奪的農業(化学農法)によって生態系が破壊された農地の野菜は、化学調味料たっぷりの中華料理にでもしないと味がしません。(生で齧ると舌がしびれる)
一方、本物の有機野菜はただそのまま齧るだけでも美味しく、素材の味を活かす料理としては「生」が一番とも言えます。

前に「生ジュースダイエット健康法」という本を何度か紹介しましたが、このスロージューサーによって作物の細胞壁(セルロース)を壊して中の栄養素を効率的に取る手法は、高齢者向けには最高の「料理」なので是非とも施設やホームヘルパーで用いて欲しいと思います。

もう一つ、料理に欠かせないのは「塩」で、味噌や醤油でも塩に拘っているモノを使うようにしてます。
実は、工業塩(化学塩)を「料理」に使うコトを認めている国はそんなに多くなく、これはナトリウム試薬と同じ化学薬品なので必ず副作用があります。

最高の「塩」には海の全ミネラル80数種が含まれており、こうした超微量ミネラルは全て生体酵素の核となる必須ミネラルである事が、最近の研究から解って来ております。(「超ミネラルがあなたの健康を守る」)

最後に、「料理」で一番大切なのは「水」だとする意見があるコトを紹介して置きます。
野菜や果物の八割方は生体水から成っており、優れた生体水は機能性を持っていて人体の細胞水を活性化(酵素反応を高める)する事が解って来ました。(「水 生命と健康の科学」)

こうした優れた生体水の作物は腐る事がなく、放置してると勝手に発酵食品に成ります。
ここまで機能性の高い作物を生むには、土壌のシントロピー機能が相当に高まっている必要があり、「究極の料理」を目指すならばまず、そうした「宝土」を知る必要があると思います。



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