お気に召すまま

なんでもござれ。思うまま、気の向くまま 書きまくる。

第4段 べー。

2025年02月23日 | 改善したいね
これまた、おハガキの多かった方言のひとつ、栃木県だけなく、群馬、茨城、埼玉、東北地方と広い地域で使われている。「べー。」には、「推量」「勧誘」「意思」と3つのいみがある。
用例1. 「もうすぐ雪が降るべー。」もうすぐ雪が降るだんべー。」(推量)
用例2. 「みんなで足マガを買うベー」(勧誘)
用例3.「勉強でもするベー」(意思)
「べー」と同じく使われる「ぺー」は、栃木県北東部に分布している。
「ベー』の語源は古く万葉時代にさかのぼる。(お、だんだん学術的になってきたゾー)万葉時代から平安時代にかけて盛んに使われた「べし」(推量の助動詞)の「べき」が音便化(発音上の便宜から、もとの音とは違った音に変わる現象)した「べい」の方言が「べー」。うーむ、ちょっと難しいかったかな?要するにかつてはいろいろな書物の中で使われた共通語だったってこと。
だから「ベーベーことば」は田舎っぽいとか、恥ずかしいということはない!むしろ伝統的価値のある、自慢すべき言葉なのだ! と言っても、やっぱり恥ずかしいよね。
☆ここまで 第5段 「け?」です
<やじさんの感想>使われなくなって主流を外れた言葉を使うと恥ずかしい。今は「だがね」「だんべ」「べー」も使われなくり共通語を使うところでは方言として括られ恥ずかしくなる。

やじさん ’25.2.22 昨日は にゃんにゃん 猫の日
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第3段 足利弁アンケート

2025年02月20日 | 足利のいいところ
つづき 「だがね。」
足マガ編集部で行った足利弁のアンケートでおハガキ第一位は「だがね。」でした。(ここは縦書きを横書きに変換したのでアレンジ)
足利弁と言えばコレ!「だがね」「かね」の2しゅるいあり、「だがね」は主に名刺、「かね」は動詞、形容詞等につく。
<用例>
「昨日足マガかったかね。」・・いまは年寄りしか使ってないかも
◆ふしぎ・その1◆
このあまりにも有名な方言が、なぜか、どの資料を調べても載っていない。不思議だ。なぜだろう?どなたか教えてくれ。←記事のまま
◆ふしぎ・その2◆
アン・ルイスがCMの中で、「アメリカではEVERY BODYこれだがね!」と行っているのを発見。これはどこから来たのだろう
とにかく「だがね」は、「東京へ行ったら絶対口に出せない言葉」(ハガキより)とみんなが思っている方言と言える。
次回はこの続き「べー。」から記載します

やじさん 25.3.19
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第2段 足利弁 【東京式アクセント】

2025年02月17日 | 足利のいいところ
P4【足利は、栃木県唯一の東京式アクセント地域だ。】
栃木県の90%は無アクセント地域。つまり『橋』と『箸』の区別が付かない地域というわけ。現在の佐野市(掲載当時佐野、阿蘇郡)は曖昧アクセント地域で、東京式アクセント(多型アクセント)地域は、なんと、わが足利だけなのだ。
最もずっと昔は、県内全部が多型アクセントだったらしい。ところが、無アクセントの勢力の強さに、だんだん押しやられて、現在は足利だけが残っているというわけ。ふーむ。知らなかったろう!
◇隠れアクセント発見テスト◇
・次の単語を発音してみよ。
「鮭」⇔「酒」 「雨」⇔「飴」 「橋」⇔「箸」 「牡蠣」⇔「柿」 「切る」⇔「着る」
さあて、どうだったかな?一問でも間違えてしまったキミはもう、無アクセントに汚染されている。

所感:アクセントとイントネーションとの混同している可能性も考えられる。
今日はここまで

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初出 足利弁について紹介 足マガ編

2025年02月16日 | 足利のいいところ
足利は栃木県と群馬県の境にあり、桐生市、太田市、佐野市に囲まれている。
当然足利弁はこの3市の影響を受けている。平安時代、鎌倉時代は渡良瀬川を境に太田の新田氏、足利の足利市が源氏の流れで影響があった。
したがって、太田地方の方言とよく似ている。佐野の蒲生氏の影響もあり足利市の西と東では同じ足利弁ながら微妙に違いが生じている。
「〜だんべ」「〜だがね」「〜だべ」「〜け」とフレーズの語尾が変わる。
足利は渡良瀬川、利根川、江戸川などの水利が良く交通も盛んで江戸弁にも通じている。このため、早口で語尾が強いためぶっきらぼうに感じられているので良く喧嘩していると思われている。
そこで足利弁の紹介をしたいが、過去の資料で足利のミニコミ誌だった『足利漫我人』に記載していた文章を取り上げたい。
’85年12月27日発行の特集に『足利弁 だがね!』足利弁教養講座足マガ編
方言は日本の宝!のコピーで特集が組まれていた。

【足利弁はぶっきらぼうでキツイ】『足利漫我人』記事より
よく言われるけど、これは一つの文(フレーズ)がぶつ切りで短く、
遠回しで言うのを嫌うせい。濁音が多く、鼻濁音がほとんどつかわれないのも理由の一つ。

ちちぎけんんあいでガ行破裂音(鼻濁音化しない発音)の地域は、足利をはじめ、佐野市、栃木市の一部で20〜30%。ガ行の鼻濁音って小学校の時、よく注意されたよネ。マル編集長の場合、東小学校の音楽の八木先生を思い出してしまう。と、個人的話はさておき、本来、鼻濁音だった東京などでも、若い人のお間ではあまり見られなくなり、現在は衰滅の一途をたどっているらしい。

それから、強調の接頭語(単語の頭について、語調を整え意味を強めたりする語)が、やたら多いのも特徴。これについてはあとで例を上げて詳しく説明するので、じっくり読むよーに。
こんなところが全体の特徴かな。栃木県の中でも異質な、東京弁(共通語でなく江戸弁)に近いのが足利弁、というワケだ!

次回は【足利は、栃木県唯一の東京四季アクセント地域だ。】をお送りします

過去ホームページに記載するのを編集長に了解を得ましたので、良い記事なので本ブログに載せていきたいと思います。

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足利の節分会

2025年02月11日 | 足利のいいところ

久々2年ぶりの更新です

足利市では年中行事の一つに春の節分の日鎧行列を開催しています。

その模様を渡良瀬テレビ(WATV)で生中継をしています。午後5時からの行進で織姫公民館から鑁阿寺までの行列です。

武者姿で行進します。参加は自由ですが衣装代がかかります。

WATVケーブルテレビをかけたら鎧行列の放送をするとのことチャンネルを回さず待っているといくら待っても始まりません。

放送はしてませんでした。生中継は終わっていました。あまりにも十分すぎる放送枠で延々と中継宣伝の絵がほうえいされていました。

終了した絵に変えて欲しかったです。

 

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