【暮れに思うこと。】
民主主義はお金の力により歪が起きやすい。これは小集団の中の民主主義でなく、選挙により議員が選ばれそこで法律が作られるからである。
選挙人は日本においては組織に応援される人、有名人が選ばれることが多い。したがってプロの知識が必要としないため、儀議のレベルを保ちにくいという傾向がある。端的に言えば二世三世議員、組合などの組織議員、芸能人等がいる。これらの人は、選挙に勝つ背景がもつ人が多いが、実際に法律を作ることが何たるかを知らずに国会、地方議会では投票マシンになっている人が多く、議論の場日出席しない人さえいる。
これでは民主主義を理解し、包括的に逃げ道、スキのない法律を作る知識が無いことが多く意味がなさない法律が多い。
安保法においては憲法の枠をはみ出ること危険視している点についてまともに議論しないで強行採決することで法律として成立してしまっている。
国民が内容を熟知しているだろうか。法律は知らなくても成立すればすべての国民の行動を縛ることになる。実に怖いことである。
次回の参議院選挙ではしっかりと議員一人一人が問題点にどう対応するかしっかり有権者に訴えてほしいと考える。参議院は小選挙区制でないので、国民の意見が見えやすいと思うのでここで自民党独裁を阻止しなければ、日本の民主主義の崩壊が見えてくる。憲法改正により、自衛隊が、軍隊としての機能が全面となり、本来の自然災害、外国人による人災(軍隊による侵略)の専守防衛というこれまで培ったことがもろくも崩され、自衛隊の軍隊化と、政治へ口をはさむことができるようになる可能性がある。これは自民党の憲法草案でも然り、安倍首相の9条改正についてもしかり、自衛隊のシビリアンコントロールがしっかりできなければ、ドイツのワイマール憲法下で起きたヒットラーによる独裁が再現されてしまう懸念がある。
民主主義を担う国民が貧乏になっているため、右翼が台頭し、少子化が起き、家庭崩壊が生じ、不法入国者による犯罪が多くなり、お金が第一主義者がはびこり精神崩壊が生じる。社会不安が加速することにより、その不安を大きな声でその背景を理解すること、祭りに参加するごとく我がもの顔に大きな声で話す輩が増えている。すべて富が偏ってきたことが原因である。消費税でエンゲル係数が低い人の生活の破綻が生じ、貧困が子供虐待が増える原因である。これを勝ちにくため拝金主義がはびこり、民主主義が崩壊していく。全て消費税導入に先駆けて行った金持ち減税が原因である。株売買の分離課税も原因のいったを担い、孫の教育資金を生前贈与としないなど、相続税の緩めることでおかしな相続になっている。子供の婚姻相手を入籍して節税をするなど、あらゆる手で抜け道をつくり課税を逃れるなどやりたい放題の不思議な法律が改められない。
昔のお金持ちは村の秀才の教育資金を出してやったり、村の学校に金を出したり、お金だけでないことをしていたものも少なからずいた。
本年の言葉はここまで。
来年は良い年になるよう願っています。
====<by やじさん>=======