(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

英国のアート棺(ボストンバッグ型棺)

2011-01-21 | アート

このグリーンの巨大なボストンバッグはイギリスのアート棺です。

故人が生前お気に入りだったボストンバッグを、約2mの棺にオーダーしたものです。

このイギリスのアート棺屋は私の知り合いであり、実際に故人になるであろう人や、親族からのオーダーで、このようなユニークなアート棺を作成している。

「故人らしい葬儀」のあり方が求められる、イギリスではここまで「らしさ」を追求した棺の存在もあるのです。こういったアート棺は生前オーダーが多く、棺に見えないこんなバッグなら応接間に保管していても「怖い」とは思わないでしょう。

と言うより、とてもかわいい棺です。

アメリカの大手流通業ウオールマートが棺の通販に乗り出したのは、少し前ですが、アメリカでは、遺族が手作りでお葬式をする際、自分達で棺を直接通販で買い、

それを葬儀ホールなどに持ち込んで葬儀をしてもいいように、アメリカの法律が一般市民を守ってくれているのをご存知でしょうか?

アメリカの葬儀社や、葬儀ホール場経営会社は、遺族が手作りのお葬式をあげるとき、棺や自分達で装飾花などを持ち込んでも、葬儀社や葬儀ホールは断れない事になっています。(断ると法律に触れるのです)

葬儀社に一般の市民が手作りお葬式や通販で直接買った棺を持ち込んでも、それを葬儀社が断れない用に法律で一般市民を守っているのです。

なので、アメリカの葬儀社は「持ち込み」を遺族がしても、日本の葬儀社のように「何もかもセットになっているので、、」と自分達のマージンを一番に考え「、故人らしさ」などを一切考慮に入れず、儲け主義を第一に考えているのとは大違いなのです。

アメリカやイギリスの葬儀社は親切なのです。

最近色々な業者が葬祭業に参入する動きが相次ぎ、日本政府機関が日本の葬儀会社の実態を調査することになったらしいです。

悪徳葬儀業者の摘発や、遺族の自由の利かない、儲け主義の「何もかもパックになっている」葬儀社の横暴を是非正してほしいと思います。

そして、『棺などを遺族自身が購入し、手作りで葬儀花を装飾しても、葬儀社は断れない』という市民を守る法律を日本でも作ってほしいと思います。

葬儀社が主役ではなく、「故人が、遺族が主役」なのですから、、、。

 

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