(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

ジェームス・ブラウンの白い霊柩馬車

2007-01-06 | アート
少し前に、アメリカ音楽界の巨匠であるジェームス・ブラウンが亡くなり、彼の葬儀がニューヨークのハーレムにある、アポロシアターで行われた。

アポロシアターは彼が生前ライブを行った思い出のシアターである。
葬儀には、マイケル・ジャクソンなどの有名人も多く参列していたが、彼のひつぎが出棺される時に、使用されたのが、アメリカでは珍しい白いガラス張り霊柩馬車であった。

ここで紹介している写真は、イギリスで私が現地大手葬儀社にて学んでいた時に葬儀社が所有していた物である。

イギリスでは、このような白いガラス張り霊柩馬車は一般の人でも使用することが多く、何も特別な人だけが使うのではない。(費用は普通のガラス張り霊柩車よりも高くつくが、、。)

アメリカは、日本と同じ霊柩車の使用が多いが、今回のジェームス・ブラウンのような著名人の場合、多くのフアン達が彼の葬儀に参列する事もあり、このような白いガラス張りの霊柩馬車で演出されたのかも知れないし、またジェームス本人の生前からの希望であったのかも知れない。

ジェームスのひつぎは金色に輝くメタル製のもので、金色と白いガラス張りの霊柩馬車のコントラストが美しく、さすがアメリカ音楽界の巨匠の「人生のフィナーレ」を飾るにふさわしい葬儀となった。

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