N.Y.在住のハーブさんとドロシーさんという年配のご夫婦が、モダンアートを長年コレクションしていました。その数約4000点!それを、全米の美術館に寄贈する事に!
この映画は日本人監督・佐々木芽生さんがプロデュースしたドキュメンタリーです。
ハーブとドロシーのアートに対する考え方は、①自分達のお給料で買えること。②1DKの自分達の部屋に収まる事。
このドキュメンタリーは全米で公開され、数々の賞を受賞しています。
アートは『特別な物』『一般の人にはわからない』、、と言う人が多いと思います。
ですが、このご夫妻は郵便局員と、図書館の司書という職業の、ニューヨークの一般的な市民です。特別な大金持ちでも、アート関係のお仕事の人でもありません。
こんな一般のニューヨーカーが、自分のお給料の範囲で買えるアートをコレクションしているのが、とても素敵だと思います。
私が長年暮らしていたニューヨークでは、こんな感じの一般のニューヨーカーが、とてもアートに興味を持って、アートが生活の一部になっています。
私のフュネラル・アート展にも沢山の一般のニューヨーカーが来場してくれました。
そして、アートお葬式の作品にとても興味を持ち、すばらしいアイディアだと賛同いただきました。 ニューヨークでの展示会以降、熱狂的なフュネラル・アートのファンのニューヨーカーもいます。。
マンハッタンの街中にもアートのオブジェとが沢山あります。アートが生活に溶け込んでいるんです。
私もお葬式とアートという接点のなかったものを、発信している1人のアーティストとして、
もっと気楽に、もっと身近に生活の一部にアートを感じてほしいと思っています。
私が発信しているフュネラル・アート(アートお葬式)も、一種の現代アートだと私は思っております。
『アートは人を癒す』それは、何も特別なお金持ち用ではなく、一般の人達にもっと気軽に取り入れてほしいと願っています。
この映画が公開されてから、ハーブとドロシーのように気軽にアートを取り入れて下さっている一般の日本人の方々が増えているようで、アーティストの1人として、とても嬉しく思います。
写真は、私が2009年に東京のアートギャラリーで、
『フュネラル・アート(アートお葬式)』展をしたときの産経新聞掲載の記事のサイトです。
この映画を機会に、一般の日本人の方々がもっと気軽に、
生活の一部としてアートを取り入れる人が増えたらいいな、、、と思っております。
ハーブ アンド ドロシー 詳細http://www.herbanddorothy.com/jp/cast/index.html
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