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映画「Fukushima50」、営利目的だ・・・「苦悩する福島県民100万人」

2020-03-09 15:13:25 | 政治
東京原発の事故により、3・11に福島県民120万人が当日はおろか今現在も風評被害に苛まれている。テレビで、この映画を知った。ガッカリした。
この事故について「東京電力福島第一原子力発電所」は正式名称、しかし多くが「東電」をつけないばかりか「福島原発事故」と呼びつける。国内でそう多くが言う。外国に至っては「Fukushima」だ。
この映画のタイトルはそれに便乗したものである。
原発職員50名が英雄?違う、間違った東電に勤務したことを「誤った職員50名」で、敢えて言えば職務を忠実に果たしただけのことで、それは当然の事だとしか言えない。
もし、彼らが「英雄」で避難住民やもう帰ることはない「ふるさとを捨てざるを得なかった」住民は何と呼べばいいのか。そして、現在それでもなお住み続ける住民が「風評被害」という加害に逢いながら、はやく風評被害全県民が消えることの願う心情を、「Fukushima50 」でまた、引き戻すか、増殖させるのか。
英雄なんているはずない。映画で英雄きどって演技する50名とその他でなく、もし英雄がいるのならば、命を失っても務を果たしたボランティアに等しい消防団員等や、はたまた全国に加計参じた方だ、他県も含めて。この貢献を映画にしたか?
『東電原発事故』を映画にするなら、建設から事故までをまとめ検証が先。
あの「アップででる俳優を見る」と戦国時代映画である。営利目的としか言えない作品だ。