kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

感情に流されない

2015-07-02 15:13:41 | 健康管理
昨夜

錦織選手が

ウインブルドンの2回戦を

棄権しました

日本中のため息が聞こえそうでしたが

一番残念な思いをしたのは

ご本人だと思います

今年は

世界ランキング5位での挑戦

クレーも芝生も

苦手意識なく戦える自信もつけて

調子もまあまあだった

それだけに

つらい決断だったと思います

でも

本当にそうすべきだったと思います

彼には

これから先も

ながく戦ってほしいから

そして

素晴らしい試合を見せてほしいから

ご本人も

そう思っての決断でしょう


ちょっと昔は

スポーツは

根性とか我慢とか

限界まで戦うのが

はやりでした

でもそれで

体を壊した人が

どれくらいいることか・・・

私は学生の時

バレーボールをしていたのですが

練習中水は飲んじゃダメ

それで

脱水で倒れる選手続出

いまだったら考えられないこと

よく脳梗塞や心筋梗塞にならなかったと

思います

まあ全国で見れば

そういう方もいたでしょう


錦織選手のように

痛みが出た時

またはしびれが出た時は

根性では治りません

ちゃんとした手当と休養が

必要です

私はバレーボールで

右の足の甲に痛みが出て

それがあっという間にひどくなり

まともに歩けなくなりました

病院受診は

監督の許可が必要

でも

たぶん監督はダメと言うと思い

我慢しきれず

自己判断で受診

すると

疲労骨折と診断されました

しばらくは安静が必要

勝手に受診したので

私は選手から外され

マネージャーになりました

でも

自分の判断は正しかったと思っています

あの時我慢して

もし

その後一生まともに歩けなくなったりしたら

取り返しがつきません


それがどんなに大きな大会でも

一生のうちでめったにないチャンスでも

苦痛でまともに戦うことができないなら

気持ちを切り替えて

次のチャンスを目指すべきだと思います

健康を失ってしまったら

選手生命どころか

自分の人生すら

めちゃくちゃになってしまうのですから


いまは

いいトレーニングを積めば

いくつになっても

素晴らしい成績が残せます

野球の選手では

40代がたくさん活躍しています

根性で死闘をつくすのは

もう時代遅れ

体調とよく相談をして

引く時は引く

そして

万全の状態で

全力を出せばいい


錦織選手にも

いくつになっても活躍していただきたいものです

つらい決断

本当に勇気のいることでした

でも

こういうことが

人を強くするのかもしれません

勇気のいろいろな形

皆が笑顔でいられることが

一番大切なのではないでしょうか

そして

その先に続く

長い人生の事

一時の感情に流されないで

冷静に決断する

スポーツ選手のみならず

誰もが

考えなければならないことだと思います

失ってからでは遅いこと

ときどき

思ってみてはいかがですか

コメント
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