何よりの問題はクラックの破面の土が
砕けてしまっている個所の接合です。
バインダーという樹脂を染み込ませて
土自体を固化させる方法も考えましたが、
彩色の色に影響が及ぶため別の方法を模索し、
不織布を接合剤として用いることにしました。
不織布がない場合は、包帯やガーゼを重ねる方法もあります。
布を幅1cmほどのテープ状にして切り、
使用する部位に合わせて両端をカットします。
きめの細かな歯科用石膏をラバーボウルに
やや弛めに溶かして撹拌し不織布を浸します。
そうして接合すべき個所に乗せて
その周辺にゆるい石膏をパテや筆で盛りつけます。
石膏は見る間に固化しますので手早さと注意が必要です。
たくさん作り置きせず、作業単位に合わせて少量を溶きます。
この時に接合する角度に注意します。
支持するベースを作っておき
その上に接合すべき破片を乗せて作業することもあります。
(つづく)
砕けてしまっている個所の接合です。
バインダーという樹脂を染み込ませて
土自体を固化させる方法も考えましたが、
彩色の色に影響が及ぶため別の方法を模索し、
不織布を接合剤として用いることにしました。
不織布がない場合は、包帯やガーゼを重ねる方法もあります。
布を幅1cmほどのテープ状にして切り、
使用する部位に合わせて両端をカットします。
きめの細かな歯科用石膏をラバーボウルに
やや弛めに溶かして撹拌し不織布を浸します。
そうして接合すべき個所に乗せて
その周辺にゆるい石膏をパテや筆で盛りつけます。
石膏は見る間に固化しますので手早さと注意が必要です。
たくさん作り置きせず、作業単位に合わせて少量を溶きます。
この時に接合する角度に注意します。
支持するベースを作っておき
その上に接合すべき破片を乗せて作業することもあります。
(つづく)