日展入選作「収穫」の修復 2012-09-16 23:02:09 | 人形 昭和37(1962)年の日展工芸部門の入選作の故山村延華作「収穫」です。 いわくつきの人形で、博多人形師作としての日程入選は初の作品ですが、 当時の東京会場での展示中に修学旅行の学生があたって転倒破損したものです。 この度、福岡県立美術館で開催中の県展に故人の関連展示で出展のはこびとなり、 半世紀ぶりに修復することとなりました。 破損は肩口と右ひざ、左つま先です。 各部位とも割れだけでなく砕けており、 接合作業だけでは適わない状況でした。