お盆と郷土玩具といえば・・・灯玩の出雲の蒸気船が思い浮かびます。
ふるさとの玩具 - asahi-net.or.jpの佐藤研氏の解説によれば
「出雲大社の門前町、大社町では古くから精霊送りの夜に
屋形舟をかたどった灯篭に灯を入れ、子供達が町じゅうを引いて歩いた。
蒸気船の呼び名は中海と宍道湖を往復する蒸気船が現れた明治以降のこと。」
蒸気船どころか精霊送りに精霊舟を流すことも習慣としてなくなりつつあります。
舟の中に火を灯すと、内貼りした芸子さんがシルエットで浮かび上がり
ロウ引きした欄干が映し出されます。
廃絶したいにしえの郷玩です。