⑦パパの「頭の中は575」

元は「子育て日記」だったが、子供達も全員大人になっており、最近「俳句」の記事が増えたのでタイトルを変更しました。

20年前、娘に大嘘をついた話

2019-09-05 06:18:22 | 家族

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小学1年生だった娘が、大変珍しい病気になって、入院したのですが、その時

の話です。まず、どう珍しいかと云うと、その日は日曜だったのですが、この

7月に亡くなった母が娘の顔に出来ている赤い点々をみて「当番医に連れてい

ったらどうね」と言った。娘は「痛くも痒くもないし、熱もないのに?」と怪

訝な表情だし、私も「このくらいで?」と思ったが、まあ行ってみるか!と、

小児科の当番医で1番近かった南区のKクリニックに。(これを書くにあたり

ネット検索したらまだありました。あの時はありがとうございました)

そこで、先生が顔、口周りの赤い発疹を診て、専門書を持って来られて仰ったの

が「本物を見たことがないので、自信はないのですが(ここで専門書を開いて指

さしながら)たぶんこの病気だと思いますのでおうちで入院の準備をして、○○

病院に行ってください。紹介状を書いておきますから」と。

痛くも痒くもなく熱もないのに入院?と思いながら○○病院につくと「間違いな

いですね、今からどんどんひどくなっていきますが、いや、小学生のこの病気は

珍しい」と。で数週間入院したのだが、入院2日目くらいからK先生に見せてい

ただいた専門書の写真のようになって来た。そして(私達がOKしたのでだが)

毎日入れ替わり立ち替わり、色んな他の病院の小児科医が見学に来た。そのこ

とに関して、それから6年後医学部に進んだ長男が、ある時教科書を持って帰

り「ほらほら、これみて。○○がなった病気の写真なんじゃけど、これらの写真

○○よりぜんぜん軽いよね。色々見学に来るはずじゃわ」と言うこともあった。

まあ詳しい病気の話はここまでで、この時個室で付き添いがいると云うことだ

ったので、娘にこっそり「目薬も差さないといけんらしいからパパが毎日泊る

ね。パパの仕事は眼科を回ってるの知ってるよね。だから目薬を差すのは得意

というかプロじゃけいね」と大嘘をついた。当然医者でも看護師でもないメー

カーの人間が患者に目薬を差すわけはないのだが、小学1年生は信じたよね。

で、ママには「当分はパパが泊まるから、ママはお兄ちゃん達の弁当を作って

あげにゃあいけんじゃろ」と言うと「助かる、ありがとう」と、感謝されたの

だが、翌週末に「今日はママが泊るね」とママが娘に言うと、娘は「嫌だ、パ

パが良い」と。「なんで?」と、ママが訊くと「だってパパは目薬を差すプロ

でしょ。パパがママは下手じゃけえって言ってたもん」とばらしてしまい、マ

マひどく叱られました。そして娘にも「パパの嘘つき」と嫌われました。本当

はママが良かったようですw 今は笑いながら良く出る懐かしい話題です。


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