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たった17文字の俳句ですから、たった1文字の助詞の働きを理解して効果的
な助詞を選びたい。そんな俳句における助詞についての特集がNHK俳句の2
月号と3月号で「助詞力アップ」と云うタイトルで特集されていた。
代表的な1文字の助詞の「が」「は」「を」「に」「へ」「で」「の」「も」
「と」を例文を上げて、助詞の違いがもたらす意味を示してくださっています。
・菜の花の前□~の□に先の「が」「は」「を」・・と助詞を次々に入れての
解説です。
・菜の花の前
が・・・「前が」と云う主語を表します・
・菜の花の前
は・・・他のところはともかく、少なくとも「菜の花の前は」と
いう、そこだけを取りだしている。
・菜の花の前
を・・・動作の経由点を表す格助詞で、通過していく印象。
・菜の花の前
に・・・場所を表す格助詞で瞬間の居場所、静止画像を示す感じ。
・菜の花の前
へ・・・動作の方向を示す格助詞。
・菜の花の前
で・・・場所・時を表す格助詞ですが、これは口語なので文語ら
しくいうなら「にて」
・菜の花の前
の・・・連体修飾格の格助詞で体言を修飾するのですが、俳句で
は、この「の」を使うのが基本です。
・菜の花の前
も・・・並列、強調の係助詞で「菜の花の前だけでなく、他の場
所も」と、他の事物を意識した表現です。この「も」は想いを匂わせ過ぎると
云う欠点がある。
・菜の花の前
と・・・並列の格助詞と、比較対象の格助詞があり、おなじ「と」
でも2通りの用法がある。
「も」のところで、想いを匂わせすぎるので避けたたほうが良いと言ったのだ
が、時と場合で、高浜虚子が推敲して「も」を避けた例と、その逆を載せてい
ます。
甘藷(いも)も干し大根も干し落葉降る (昭和21年10月)
○ 甘藷(いも)を干し大根を干し落葉降る (昭和22年1月)
「も」を「を」にしたことで、景色が明確になりました。
句を作り浮世話をして炬燵 (昭和21年2月)
○ 句も作り浮世話もして炬燵 (昭和21年11月)
「を」を「も」にしたことでくつろいだ気分がでている。写生なのか気分なの
かということも考えて、好きな方を選べばよいのですよ。と岸本尚毅先生。
難しいけど、とりあえずの推敲として、出来た俳句の助詞は色々入れ替えてみ
たいと思います。
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