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第37話「高3は何人残るのか」
定期演奏会は終わった。
次は、16名の高校3年生の中で、何人夏のコンクールまでクラブに残るのかが問題だ。
先生から返事に1週間の猶予を貰ってるらしいが、じゅんぺーさんちのお嬢さんと、
うちの娘の2人は、定演の終ったその日の内に「夏まで残ります」と先生に宣言した。
「ちいたあ悩めや。あまり良くない成績なのに、受験は大丈夫なんか?」と、
本当は残ることが嬉しくて仕方がない私だが、わざとそう言ってみた。
「本当は嬉しいくせに」と、娘に心は読まれていた。
娘は
「今までの朝錬、昼練の時間に自習室におるけえね。そこに返事を言いに来て」
と、他の高3に伝えておいた。
1週間の猶予はあったが、半分の子は結論が出ていたのだろう、翌日に返事があった。
その他の子は、なかなか返事がない。本当は全員残りたいはず。おそらく親と戦っている
のだろうw
3日後くらいかな、自習室にいた娘に、3人ほど沈んだ表情で話しかけて来た。
「話があるけえ、外に出よう」
「うん、わかった」
「うちら、もう決めたけえ」と下を向いたままで、暗い。
「うん分かっとる。それは仕方がないよ・・・」
「え、どう分っとるん?」
「親の説得、ダメじゃったんじゃろ?」
「え、うち等ね、残ることに決めたんよ!」
「もっう~」4人で抱き合って、喜びあったらしい(笑)
うらやましい、青春だ!
最終的に、打楽器が2名中2名。バスクラ、バリサク、ウッドベースは1名中1名と
100%が残ってくれた。
そして金管は5名中4名が残ってくれたが、サックスの1名は、予定通り残れなかった。
そして、クラリネットが5名中1名しか残らず、合計で10名しか残らなかった。
クラの1名は娘達はある程度予想出来ていたようだが、先生方はほぼ全員残ると踏んで
いたようで、その報告に行った時かなりビックリされたようだ。
中学で2回、高校でも2回、合計4回もアンコンで広島県代表として中国大会に進んだ
H山のクラリネット。その売りのクラが1人しか残らないと聞いた時点で、先生は
「中大は無理だと思った」そうです。(すべてが終わった秋の時点で言われたのだが)
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