通販生活「よ句もわる句も」兼題「水鳥」

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俳句部の勉強句会をはじめて、最初の結果発表なのですが、今回はほぼ類想し

か出てこないだろうと云うくらい、発想が偏りそうな難しい兼題でした。

人選は３人でした。

かたちゃんの句、勉強句会での３点句、私はこの句を「人」にいただいたのです

が、下五を「広ぐ」と終止形が良いのか、このままの連用形が良いのか？とその

時は悩んだのですが、悩むことはない連用形で正解でした。「たそがれ」「おそ

れ」「ひろげ」で子音が「 e 」でリズミカルに韻を踏んでますものね。

 

鯊夢さんの句、勉強句会でぶっちぎりの最高点を取った句でしたね。私も地にい

ただいた句で、上五に「や」ではなく「の」を持ってきたのが良いですよね。な

んでもかんでも切れ字が良いわけではない。昨日のプレバトで夏井先生が梅沢さ

んの句を褒める時に言っておられましたよね。寒さに耐える様子を「羽を膨らま

せる」ではなく「水鳥の膨れて」と上手いですよね。

 

私の句、勉強句会でそこそこの得点をいただいた２句を押しのけて、これかよ！

また「あいだほ流」じゃないですかｗ　最近、私のあいだほ流、高評価が続く

ので、必ず１～２句入れるようにしています。

 

佳作の作品

案山子さんの句、私は１番好きな句だったのですが「水鳥が揺れる」のは類想の

ど真ん中だったようですね。そっか～

 

季切少楽さんの句、面白いと思ったのですが、離婚の話し合いと水鳥が響き合わ

んかったね。しかしこの夫婦、旦那は告白しま句り、奥さんは分かれた句思って

る様子、でも本当は呑み助同士で、仲良句暮らす夫婦なんよね。

 

研知句詩さんの句、おそらくこう詠むと災害で去年より悪くなってるような句意

になるよね。去年より明らかに復旧が進んで良くなってる風を詠むべきでしたね。

もう１つ「違う」は連体形でもあるが、終止形でもあり、なんとなく三段切れっ

ぽく響きますよね。

 

千鳥城さんの句、ケルバン波の理解に苦しむ文系男です。仮にケルバン波が正し

い描写としても、この句はすべて「波」「鳥」「胸」と体言で切れ切れの三段切

れです。

 

ツユマメさんの句、プルタブのカチでは、水鳥が飛び立つほどのリアリティーが

感じられなかったのかもしれませんね。面白くはあったのですが。「飛び立つ」

事態が、原因はどうあれ類想のど真ん中のような気もしますよね。

 

末っ子君、１年以上ぶりの佳作でしたね。珍しい。おそらく読者は水鳥が１番集

まる（末っ子君が調べた）「午前６時」と「午後四時」を知らないと思う。だか

らそこを「全員集合」ではなく「１番多い」とか「多く集まる」的な末っ子君の

言葉で説明すべきだったかも。

 

Dr.でぶさんの句、「よ」も強調、命令、念押しの切れ字ですから、「よ～なり」

はいけません。

 

猫みしんの句、焼き立てパンはちぎらずどうすればいいのでしょうか？句意が分

かり難いです。

 

ひーたんさんの句、三段切れです。この投句の後に「三段切れ」が反則って知っ

たんですよね。次回を期待しています。

 

まこさんの句、やはり水鳥は海じゃないような気がします。川か湖か沼。瀬戸内

ではないような気がするのは私だけかな？あと、寒さが伝わってこないと云うか

寒い感じがどこにもないですよね。

 

みほめろさんの句、上五は「や」で切ったほうが良いと思うのと、「さぞや」や

「よかろうな」ではなく、口語で訊いてみたらどうかね？「水鳥や今日の寝起き

はいいのかな（いかがかな、どうですか）」とか。

 

今回は思った以上に厳しかったですね。せっかく勉強句会始めたのに（汗）

 

 

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