1995年に放送されて大反響を呼んだ、『映像の世紀』デジタルリマスター版元旦一挙放送まとめ。
1集『20世紀の幕開け』~5集『世界は地獄を見た』です。
※一部閲覧ご注意ください。
あけましておめでとう20世紀の幕開け大量殺戮の完成
初日の出だよヒトラーの野望世界は地獄を観た。
おせち食べながら民族の悲劇果てしなくJAPAN
NHK-BSさん、頭おかしい。(全力で褒めてます
デジタルリマスターだとやはり違うなって印象。
特に白黒に挟まれた一瞬カラーの映像とか。
(公式HPで比較ができます)
「映像の世紀」やそこに使われてる「映像」には様々な視点があるとは思います。
かといって私としては政治的にどうこうって思いはないですし、記録映像として観てるんですが……
やっぱり平和がいいなと。それは心から思う。
『パリは燃えているか』を聴きながら。
「新・映像の世紀」シリーズ
・『新・映像の世紀』第6集、「映像に託された意味」が問われる「新しい映像の世紀」
・『新・映像の世紀』第5集、連鎖するエネルギー、色を持った世界。
・『新・映像の世紀』第4集、未公開映像で明らかになる秘密と嘘。
・『新・映像の世紀』第3集、ヒトラーが描いた世界と未来 【一部閲覧注意】
・『新・映像の世紀』第2集 ロックフェラーもヘレンケラーもエジソンも、みんな『人間』だった。
・『新・映像の世紀』第1集、1995年の映像と2015年の映像【一部閲覧注意】
1995年版、「(旧)映像の世紀」シリーズ
・【1996年】明けまして『映像の世紀』ぶっつづけ放送、6集~8集【一部閲覧注意】
・【1996年】明けまして『映像の世紀』ぶっつづけ放送、10集~11週【一部閲覧注意】
『真田丸』『精霊の守り人』『ちかえもん』『映像の世紀』他、大河、Nスペ、BSプレミアムのまとめ。
・少々真面目で結構ゲスいテレビっ子の備忘録まとめ<NHK系>(2015.12.13)
朝ドラ「あさが来た」「ゲゲゲの女房総集編」「あまちゃん」こちら。
・朝ドラ感想記事のまとめ
『ダメな私に恋してください』『新釣りバカ日誌』など民放ドラマ、映画などなどのまとめ
・テレビっ子の備忘録まとめ。<民放系>
1・2集.あけましておめでとう血の日曜日
第1集『20世紀の幕開け』
19世紀末から第一次世界大戦まで。
パリ万博、ライト兄弟による飛行機の発明、ロシア革命、オーストリア帝国皇太子暗殺事件当日などなど。
第2集『大量殺戮の完成』
第一次世界大戦、1号戦車、最初の空爆、毒ガス兵器、兵士たちの記録。
若き日のマッカーサーやチャーチル、ルーズベルト、チャップリンたち。
なんかもうこの時点でいろいろとおかしい。
3集、それはマンハッタンからはじまった
戦争景気にわくアメリカの1920年代。
成熟社会の真っ只中にあるアメリカが経験するこれらの「光と影」。
そして迎える世界恐慌。
マンハッタン北部のハーレム。
何も恐れることはない、途方もない自由。
ひとりの黒人警官が白人の民衆を交通整理する、そこにある感動……
そのころ世界は。
ドイツ、ハイパーインフレ。
ロシア、大飢饉による大量の餓死者。
日本、裕仁親王の訪欧。
ブロードウェイの黎明期。
こういうのをエネッチケーさんの全権力使ってカラー化してほしい。
KKKの話は、そういえば「新映像の世紀」では出てこなかった気がする。
いやこれ映像にもナレーションも、インパクト相当でかかった。
関東大震災。
「ごちそうさん」や「天皇の料理番」で被災した登場人物たち、離れた場所から身を案じていた登場人物たちを思い出す。
ダーヴィンの進化論の話をめぐるサル裁判。
結果、進化論は指導禁止。
ヘビだとか魚とかのくだりに「何言ってんだ」と笑ってしまうのは、1968年にその法律が廃止されたからなんだろうな。
「そうか!空を飛べば抜け出せたのか!」
「しかし我々はもう引き返せなくなっていた」
閉塞感の漂い始めたアメリカ社会に空の英雄・リンドバーグが、残したもの。
そういえばリンドバーグのもう一つの側面が「新映像の世紀2集」で伝えられていました。
それを知った後に見るとまた「空を飛べば抜け出せたのか」も別のものに感じます。
そして株価大暴落。
現代社会のルーツとも言える米国の1920年代は、世界恐慌のはじまりで幕を閉じるとか。
個人的にこの第3集、
WW1からWW2までの流れって「なんで?!」がわかりやすい(といっていいのか)ので、わりと好きなのですが。
20年前よりこみあげてくる何かがあるなあ……
4集、ヒトラーの野望
20世紀、最も巧みに映像を利用して大衆の心をとらえた権力者ヒトラー。
アメリカ、ソ連、日本…世界が大きく動く。
こないだ「新映像の世紀3集」で扱ってたのはこの4集と5集。
それにしてもヒトラーの演説テクニック?
こんなん聞いてしまうわ…って思った自分が怖い。
ナチスドイツによる武力衝突なき領土拡大と、英国の悲痛なアナウンス。
この敬礼ってムッソリーニのほうが先だったのか。
5集、世界は地獄を見た
徹底した破壊と殺戮、夥しい量の屍、ホロコースト、原子爆弾……
「人類の反省」の遺産。
いくら元旦一挙放送といえども第5集だけは、初日の出と共に観るもんじゃないよな……
ロンドン空襲から、の別荘でのヒトラーの落差……
映像のどこを切り取ってどうつなげるかで印象は本当に違う。
真珠湾攻撃、日米開戦、大東亜共栄圏、バターン死の行進。
そういえば新版ではカットされてたな。
ずらっと並んだ米兵。
第4集の独兵と何が違うかって手を挙げてるか挙げてないかくらいなんじゃないかって。
インドネシア、フィリピンで戦時下日本語教育。
70年弱前に日本語教育を受けた人たちの孫世代が、
今度はこの時代を知っている後期高齢者を支援する介護人材として期待されてるってんだから、なんかもう皮肉な話だよ。
暗闇に包まれるアウシュビッツ。
このあと無音の映像。
衝撃的過ぎて「!!」しか出てこないんだわ。
スターリングラード。
パルチザン。
ガダルカナル島。
大本営発表。
旧国立競技場。
学徒出陣。
多国籍軍。
サイパン。
ノルマンディー上陸。
無差別爆撃…
私なんで観てんだろ、何観てんだろ。
そんなことを思いながら目が離せない。
喉と目が乾く。
神風特攻隊。
ベルリン陥落。
ムッソリーニ処刑。
ヒトラーの自殺、B29。
沖縄戦。
ドイツ降伏。
収容所解放。
ガス室。
エノラゲイ。
広島。
長崎。
目を背けちゃいけないんだけど、背けたくなる。
地獄って、何色なんだろう。
わかってはいたがヘビィだった。
第6集『独立の旗のもとに』~第9集『ベトナムの衝撃』はこちら。
【1996年】明けまして『映像の世紀』ぶっつづけ放送、6集から9集【一部閲覧注意】
あ、 #新映像の世紀 もちょうど再放送してたのか。新版3集と旧版4・5集を比べると、 #映像の世紀 (旧版)のほうが良くも悪くも印象に残るなあ。新版も新版で3集まできたら悪くないとは思うんだけど、旧版しっかり観た後に新版をもう一度しっかり観たいわ。
— ゆずず (@yuzu0905) 2016, 1月 9
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