2月14日、先月の『保留層の奴ら』『ナルどマ』に引き続き『ネト充のススメ』と『咲くは江戸にもその素質』が単行本発売です。
それまでの経緯は後述するとして、私『咲く江戸』を購入しました。

沙嶋カタナさん作の『咲くは江戸にもその素質』。
「萌えに時代なんて関係ない!」
「江戸時代にも、『その素質』を持つ女の子はきっといた筈…」
「乙女の“萌え"は時代を超える!! 大江戸★腐女子物語!」
「サク、カメ、フミは、同じ寺子屋に通う仲良し江戸女子三人組。
最近みんなでハマっている『南総里見八犬伝』だが、サクは荘助と信乃(注:二人とも男)がくっついたらいいのになーという妄想が止まらなくなってしまい……!?」
とまあ、宣伝の時点で腐敗臭が漂ってきそうなのですが。
つまるところ、
ホモォ( ^ω^ )に目覚めた江戸の町娘たちが、ホモォ( ^ω^ )を楽しみながら、その同志を増やしていくコメディ。
登場人物は基本的にホモォ( ^ω^ )だけど、内容そのものはホモォ( ^ω^ )ではありません。
といったお話です。
詳しくはこちら→『咲くは江戸にもその素質』の腐女子あるあるポイント
で、肝心の単行本。
「これは……!」と。

主人公のサクちゃん。
内容は改変が加えられたわけではなく、comicoで連載されているものと一緒なのですが。
comicoの縦スクロールのときよりも、笑いが堪え切れない。
内容全っ然頭に入ってこない。
それもこれも、秀逸すぎるコマ割りとページ構成。

テニプリもビックリだよ、その見開き。
濁った眼が全開だよ。
「ちょ、主人公、自粛しろwww」
縦読みだと横幅は固定のままなのでコマが大きくなったり小さくなったりというのはそんなにはないのですが、
これが紙になると強調するコマやクライマックスのコマなんかは、半ページまるごと使ったりするじゃないですか。
主人公のサクちゃんだけでなく、カメちゃんもツルノちゃん(2人とも友達)も、腐っていく瞬間が見開きっていう荒業。
スマホは味わえなかった、物理的な腐敗っぷりが味わえます。
紙面で暴れまわる腐女子たちin江戸。
ひととおり笑いきった後、「あっそういえばカバー裏」とめくってみたら。
「ちょ、主人公、自粛しろwww」Part.2
そんな感じです。
『咲く江戸』ファンならもちろんですが、世の中の腐った女の子たちも十分楽しめますよ。
で、上記の『咲く江戸』を買うに至るまでの経緯。
私の行きつけの書店は、店員さんの手書きPOPがまあお見事でして、今回も楽しみにしていたんです。
ですが、今日行ったら普通に平台に並べられているだけ。
「残念…」
と思いながら、その平台の陳列の妙技に気づいてしまいました。
『ナルどマ』『保留荘』『ネト充』『咲く江戸』『リライフ(1)』『リライフ(2)』っていう順番で並んでたんです。
問題は、中央の『ネト充』『咲く江戸』『リライフ(1)』の並び。
各作品をご存知の方だったらわかるかと思うのですが、帯の宣伝文句にご注目ください。

奇跡的コラボによる語列の殴打。
フジョ───m9(^Д^)───!!!!!!!
— yuzz0905 (@yuzu0905) 2015, 2月 14
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