春は嫌いだ。
頭がずっとボンヤリしていて、四六時中車酔いしている気分になる。
過去だか未来だか、夢だか現実だか判らなくて、でも何でもよくて、白く霞んだ世界に不意に泣き出したくなる。
1ヶ月ぶりの故郷だなんて言うとやけに近しいものに感じるけれど、それでもあたしは待ちどおしかった。
激務を片っ端から処理出来たのは「今日は絶対埼玉帰るんダ」と決めていたからだと思う。
秋を過ぎてからはそういうふうに仕事をするようにしている。
再開発に取り残された田舎の夜はひどく静かで。
外は冷えきっているのに、こたつの団欒は暖かかった。
何も失ったわけじゃない。
こうやって夜勤明けに帰ることだって出来る。
去年の春は「週に1回は帰る」とか豪語していたじゃないか。
それなのに今は、横浜で仕事をしているという現実がいよいよ現実味を帯びてきていて、家族のいる故郷が少しずつ遠くなってきている気さえする。
その離れた分だけたまらなく愛しく感じてしまう。
環境の変化にやっと気持ちが追い付いてきたのかもしれない。
突如として始まった今の生活だけれど、心はそんなに劇的には変われない。
ゆっくりと、それでも確実に。
ライフステージの変化だなんて案外そんなものらしい。
家族とは離れて暮らしているけれど、気持ちの距離は少し縮まった気がする。
だからきっと愛しくてたまらないんだと思う。
この家族を将来守り通したいとあたしは思っている。
何年後になるか判らないけれど、また新しい家族の一員になったら、それも守り通したいと思っている。
こんなこと考えてしまうのは花粉の薬のせいかしらん。
グスン。
頭がずっとボンヤリしていて、四六時中車酔いしている気分になる。
過去だか未来だか、夢だか現実だか判らなくて、でも何でもよくて、白く霞んだ世界に不意に泣き出したくなる。
1ヶ月ぶりの故郷だなんて言うとやけに近しいものに感じるけれど、それでもあたしは待ちどおしかった。
激務を片っ端から処理出来たのは「今日は絶対埼玉帰るんダ」と決めていたからだと思う。
秋を過ぎてからはそういうふうに仕事をするようにしている。
再開発に取り残された田舎の夜はひどく静かで。
外は冷えきっているのに、こたつの団欒は暖かかった。
何も失ったわけじゃない。
こうやって夜勤明けに帰ることだって出来る。
去年の春は「週に1回は帰る」とか豪語していたじゃないか。
それなのに今は、横浜で仕事をしているという現実がいよいよ現実味を帯びてきていて、家族のいる故郷が少しずつ遠くなってきている気さえする。
その離れた分だけたまらなく愛しく感じてしまう。
環境の変化にやっと気持ちが追い付いてきたのかもしれない。
突如として始まった今の生活だけれど、心はそんなに劇的には変われない。
ゆっくりと、それでも確実に。
ライフステージの変化だなんて案外そんなものらしい。
家族とは離れて暮らしているけれど、気持ちの距離は少し縮まった気がする。
だからきっと愛しくてたまらないんだと思う。
この家族を将来守り通したいとあたしは思っている。
何年後になるか判らないけれど、また新しい家族の一員になったら、それも守り通したいと思っている。
こんなこと考えてしまうのは花粉の薬のせいかしらん。
グスン。
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