とりあえず小説、鷺沢萠『海の鳥・空の魚』。夭逝した女流作家の短編集。どこにでもいる主人公たちが、少し生き辛い日常の中で優しさや暖かさに気づく瞬間を集めた20の短編。描かれる情景が懐かしい。一つは胸を掴むものがあるはず。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
角田光代、左内正史『誰かのことを強く思ってみたかった』。
東京のどこかのなんてことのない風景、添えられたどこか切ない短編。文章と写真がひとつになって物語となって完成しているのが美しい。ぼんやりと過ごしたいときにオススメ。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
久坂部羊『廃用身』。 #無痛 、#破裂 の原作者のデビュー作かつ問題作。画期的な認知症治療法は、禁断の治療法。著者が医者なせいか、医療描写、介護描写がひくくらいに怖い。親には絶対読ませられない。※読む前にググらないように。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
小野不由美『残穢』。映画化した。物語は淡々と静かに「私」と「久保さん」と調査が進んでいくスタイル。とにかく描写が恐ろしい。泣く。ぜひ秋の夜長に、和室で、襖を背にして、読んでほしい。(つかぶっちゃけ紹介するのも怖い)
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
吉村昭『破船』。貧しい漁村にやってくる「お船様」を待つ人々が迎える悲劇。民俗資料を徹底的に調べ上げて書かれた時代小説、実際に能登のほうであったとか。淡々と事実だけが書かれ無駄な形容が削がれてるから、五感で味わう迫力と恐怖。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
吉村昭『ふぉん・しぃほるとの娘』。吉村昭の代表作のひとつ、冷静な筆致の中でシーボルトや楠本イネ、幕末という時代が生き生きと語られる記録小説。時代背景など舞台裏までしっかり描かれてるから読み応え抜群。大河化希望作品のひとつ。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
井上靖『敦煌』、映画でも有名な作品。莫高窟で発見された敦煌文書は誰が隠したのか。井上靖が描く、縦軸にも横軸にも広がる、壮大な歴史小説。小説と史実が脳内でリンクする。スケールのでっかい話を読みたい方にオススメ。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
小谷仲男『大月氏』。世界史選択の人は聞き覚えあるはず、中央アジアの謎の民族・大月氏に関する数少ない専門書。謎だけを残した彼らはどこから来てどこへ消えたのか。ユーラシア史、文化史のみならず歴史好きなら知的好奇心を刺激される一冊。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
今ちょうど放送しとる、久坂部羊『 #無痛 』も紹介。気持ち悪くなるほどのリアリティと緊張で描かれるのはさすが久坂部作品。心理的にえぐいけど、娯楽性とスピード感で読み進められる。現実に映像化してどこまで再現されるか期待。
#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
— ゆずず (@yuzu0905) 2015, 11月 4
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます