字下手くそミミズ野郎

友達やお母さんとの長電話。
通販雑誌を眺めて、気に入った服に印をつけてみる。
コーヒーを豆から挽いて、本格的にカフェを追究。
週に一度の深夜番組が楽しみ。
部屋を暗くしてＤＶＤ鑑賞、なんちゃってホームシアター。

些細でしょうもないことばかりだけど、楽しみで仕方がない。
寂しいだとか疲れたとかずっと呟いても何もはじまらないからさ。
せめて少しくらいは力を抜こうって。



夜勤、先輩とのおしゃべりが弾んだ一夜。
普段仕事の話しかしないので、新鮮でした。

今すっごくお好み焼きを食べたいと主張したりとか。
差し入れのお菓子の見た目のよろしくなさとか。
ディズニーランドは現実逃避の場であるとか。
田舎は出来婚が多いとか。
結婚適齢期についてとか。
ゲレンデ話とか。

鬼畜シフトを作る字下手くそミミズ野郎（ひどい）だと思っていたけど。
案外いい人なんだなって。

……とちょっと見直した矢先。

「独り身でしょ？クリスマス夜勤問題ないよね」

うるせえな、あんたが鬼シフト入れるせいで彼氏作る暇なんてどこにもねーよバーーーカ！！！！

「主任も独り身なんですよね。主任が一緒に入るんだったらいいですよ」
「うっわムカつく」

軽口のやりとりが、学生時代を思い出した感じて楽しかったです。