資料を整理していたら、百里シンポジウムⅢの資料が出てきた!
小川高校が廃校になって、南中が高校へ、小川小と橘小が南中へが濃厚になったことにより、近い将来小川小学校(かつての園部城)校舎が空くことになる。
平成14年に当時の小川町商工会青年部民間共用化委員会にて、学校の統廃合が進んだ場合として企画していた資料である。
複合型ショッピング施設企画(案)
小川町商工会青年部
民間共用委員会
平成14年3月15日
<現状>
小川町周辺の人口は横這い状態で少子高齢化が進んでいる。
町周辺の商圏を検討すると大型店舗の誘致は難しく、大型店舗は小さな商店を飲み込んでしまう懸念がある。
小川町周辺は農業酪農養豚養鶏の盛んな地域であるが商品としてのブランドイメージが薄い。
農業と商工業の繋がりが薄く、地域において需要と供給のバランスがとれていない。
生産重視の商業主義農業はエコとは表裏であり、我々の生活環境は化学物質によって汚染され、人間は細胞レベルで弱り、自己治癒力が低下し、病気の原因を倒せなくなっている。
<課題>
少子高齢化が進む現在、共働き夫婦の支援や、お年寄りの介護、そして、子供達とのコミュニケーションを地域の皆が協力し助け合っていける施設はないのか?
地域に根差した商品開発によって各商店が自力をつけながら徐々に発展していけて、地域の特色を活かせる大型店舗はないのか?
生産商業主義によって失われたエコ環境を取り戻すべく、また化学物質から人体を守る為、有機農業をバックアップしなければならない。それには、研究開発と安定した需要の確保が出来ないのか?
生産高全国1位ではなくブランドイメージ1位を目指すべく、特産物を商工業との協力で加工することによって商品開発を進め販売力をつけ、有機野菜や豚など茨城の素材のブランドイメージを上げれないのか?
エコな環境を創るには資金が必要なので、外貨(町外)を稼ぐ必要があり、地域性を活かした観光施設が必要ではないのか?
*統廃合(仮定)後の学校跡地利用
少子化が進む現在、統廃合されるであろう学校の校舎を表参道の古いマンションをイメージして改装、複合型のショッピングモールとして、又まちのコミュニティースペースとして再生する。
<内容>
1. テナント募集
各教室に小規模な各種テナントを低料金で募集する。卸問屋さん
の店的感覚などが面白い。
2. コミュニティー施設の設置
文芸教室、会議室、図書館として市民に開放する。
3. BBQやスパ施設の設置
住民が集える場所としてBBQやスパを設置する。
4. 市民有機農園の開放
運動場の一部を無農薬の農園として市民に開放する。
5. オーガニック食品加工
給食室にて農園で出来た有機野菜を加工して直販やインターネッ
トなどで販売する。
6. 研究所の設置
有機農法やミネラルなど健康に良いモノを研究する施設を誘致
する。
7. プレイルーム&託児所の設置
子供達の遊び場として、また共働きの家庭の一助として託児所を
設ける。
8. チャータースクールの開設
不登校児などを集めて商工業や農業、子供達とのふれあいの中で教育
を進める。
9. スポーツジムの設置
初動負荷理論の小山式トレーニングジムを設置して青少年の運動
指導や中高年の健康管理を行う。
10. シルバー施設の設置
特別養護老人ホーム、デイケアーなどを設置し、小山式トレーニ
ングをリハビリの一環として行いながら、ボケ寝たきりを防止する。
11. 飛行機博物館兼百里記念館の設置
百里飛行場の歴史を踏まえて飛行機の歴史を展示する。
12. ヘリポートの設置
飛行クラブを作って地元住民企業利用のヘリポートを設置する。
*飛行体験のできるミュージアム施設 「紅の豚ミュージアム(仮称)」
町外の人を集めて外貨を稼げる観光施設として飛行場を生かした体験型のミュージアム施設(メインキャラ:紅の豚)を開設する。
そこでは、飛行クラブの管理下安全な搭乗体験が行われ、お客様も「本物」を体験できる施設として、子供から大人まで親しみやすい「紅の豚」と
いうキャラクターを通して大空への夢の提供がなされる。
内容
1. 紅の豚ミュージアムの設置
ジブリ協力のもと、紅の豚ミュージアムを飛行場エアーフロントに開設する。
2. 百里飛行場アニメ歴史館の設置
百里基地反対運動から国防の最前基地までの歴史をアニメにすることで子供たちにも解かり易い歴史館を開設する。
3. 飛行クラブの設置
紅の機体「WAKO」などを配備し子供達の搭乗体験を行う傍ら、ビジネス利用のコミューターやヘリを運行する。
*アグリカルチャーショッピング施設 「KURENAI牧場(仮称)」
町外の人を集めて外貨を稼げる観光施設として地元の素材(ローズポーク等)を生かした体験型のアグリカルチャーショッピング施設(メインキャ
ラ:紅の豚)を開設する。そこでは地場の農業と商業が手を携えた、健康に良い21世紀型の農業と商品開発が行われ、お客様も「本物」に体感体験できる施設として、また実社会から離れたメローな癒しの場としての提供がなされる。
内容
1. 有機農場牧場の設置
有機農法による農場や牧場を設置し、地元農家に実際に運営し、KURENAIブランドとして提供して頂く。
2. 研究所の設置
有機農法やミネラルなど健康に良いモノを研究する施設を設置又は誘致する。
3. 商品開発
KURENAIブランドの有機野菜、酪農、養豚、養鶏、養殖等を地元企業が加工して無添加無農薬食品(KURENAIブランド)として商品開発する。
4. アグリカルチャーショッピング施設の開設
KURENAIブランドの素材や加工商品の直販所、臭くない有機のほ場や豚舎牛舎鶏舎の見学場、ガーデニングセンター、レストラン、親子で楽しめるレジャー施設を開設する。