とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢ミューズに1年ぶりにN響きを聴きに

2022年09月25日 | 音楽千夜一夜

  昨日は昨年の10月にブロムシュテットのN響の退団「お別れコンサート」以来の今回はルイージのN響就任コンサートだった。コロナ下で外来オーケストラの公演中止の中、5月の「新日本フィル」今月のN響、そして2月の「読響」と国内オケの演奏会の聴き比べができるのも所沢市の「ミューズ」と名付けられた、素晴らしき音響を誇るホールおかげだ。

 昨年のブロムシュテットのN響とルイージN響とどう変わったかと問われると正直明確な差を答えるほどには「耳は肥ていない」が、演奏した曲にもよるが、今回はブラームスが素晴らしかった。BeethovenのVn Conの場合は、嫌味のない素直な演奏で、まとまりはよいものの半面強烈な個性も感じず、何か聞き流して終わってしまった印象しか残らなかった。半面Brahmsの2番は4曲の中では正直地味目の曲で演奏前までは、Beethoven同様の流れを想像していたが、始まるや、「ブラームスの田園交響曲」と言われるほど4曲の彼の交響曲の中では穏やかな曲との印象をくつがえす名演奏だった。私の想像を全否定するほどの起伏に富んだ、激しくそしてN響も全力投球の熱演ぶりだった。正直予想外の演奏に興奮した。できることなら、毎年所沢での演奏会を期待したいのだが??????

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿