とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

日本敗戦 75周年を迎えて (その5)昭和は遠くなりにけり

2020年09月10日 | この本は面白い
 ある日我が愛猫さくらの消耗品を買いに少し我が町から離れたスーパーに出かけ2階の同じフロア―にマンガ本とレンタルCD,DVDがメインのTUTAYAの平台にいくつかの新書が並べられていた。そのなかで新書の腰巻の文言「昭和は何を間違えたのか。」に惹かれ無意識に手を出し上記を購入した。  私の生まれは昭和23年、戦争の残影は見たが戦争を知らない世代。すでに亡き我が大正生まれの両親は昭和の戦争の中で . . . 本文を読む

日本敗戦 75周年を迎えて (その4)2冊の新書を読む。

2020年09月08日 | この本は面白い
 熱射病で救急搬送された経験者としてはこの間の熱波の日々と台風襲来は家でじっと我慢の生活を余儀なくされた。この間はアマゾンで取り寄せた2冊の新書を正直あまり引きこまれる魅力を感じなかったことから、ぐうたら生活の合間、合間に散漫な読書生活で過ごした。 日本近現代史講義  それでも日本近現代史講義は2015年に自由民主党の倒立ではありません創立60周年記念行事として行われた「歴史を学び未来を考 . . . 本文を読む

日本敗戦 75周年を迎えて (その3)満州を見る(漫画:虹色のトロッキー)

2020年08月25日 | この本は面白い
「虹色のトロツキー」を知ったのは下記のフォーラムの「漫画で描こうとした大陸と日本青年」安彦良和氏の講演のしかも終わりの結論とも言うべき10分足らずの時間だった。しかしその時の私の目的は、次の、「東亜同文書院生が記録した近代中国」藤田佳久氏の講演だった。しかし10分ほどの講演が非常に印象に残ってしまった。 図書館総合展特別フォーラム(テーマ「海を渡った若者たち」)「漫画で描こうとした大陸と日本 . . . 本文を読む

日本敗戦 75周年を迎えて (その2)満州を読む

2020年08月22日 | この本は面白い
 先に挙げた「満州国の真実」があまりにも「歴史書」としては、資料の掲載も、作者の主張する事象の具体的なデータの掲載もなく、「講談:満州盛衰記」なら許せるが、表題に着けた「真実」がどこにもない「作者の思い」だけの本にあきれ、書店で数ページ立ち読みしたら購入はしなかったと、Amazonでの購入を悔やんだ。  そんなことで、ある意味「満州国」の通史をおさらいするつもりで、以前読んだ「<満州>の歴史」を . . . 本文を読む

日本敗戦、75周年を迎えて。(その1)

2020年08月17日 | この本は面白い
 私は1948年生まれのまさに大戦後の団塊の世代だ。しかし親父の転勤で卒業はしなかったが7年間通った、神田鎌倉橋脇に神田川に面した千代田区立神龍幼稚園・小学校は、幼稚園から2クラスしかなかった。同じ東京でも品川区で生まれ育ったカミサンは、小学校も中学校もまさに団塊の寿司詰めのクラス編成での教育をうけたのだ。ただ都心の真ん中の学校だけに、鉄筋3階建ての校舎は、空襲で焼けた建物で、そのあとは外壁に残り . . . 本文を読む