とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

オリヴィエ・ラトリーオルガンリサイタルを聴きに所沢ミューズに

2023年06月26日 | クラシックコンサート

昨日久しぶりに所沢ミューズのオルガンコンサートを聴きに行った。

 音楽好きの私にとっては、音楽ホール「所沢ミューズ」は狭山丘陵と同程度の価値で、所沢の現在地を終の住処と決めた大きな要因になっている。私自身としては、全国のコンサートホールをすべて聞いたわけではないが、東京圏内のコンサートホールの中では、サントリーホールよりは優れ、(ホールの形態が違うので好みの問題だが)このホールがあるゆえに所沢市民を維持している。

 この日は久しぶりにオルガンコンサートに出かけた、プログラムはBachの曲は1曲だけ、あとはすべてオルガン曲では初めて聞く曲で私にとっては肩透かしを食らった感じだが、久しぶりにオルガンの豪奢な、とても家での安物のオーディオ装置では味わえぬホール一杯に鳴り響く音響に圧倒され楽しんだが、正直音楽自体に感動するものは得られなかった。

 私にとっては忘れられないオルガンの思い出は、うん十年前のが学生時代、学生運動の派閥争いでバリケード封鎖され校舎に入れず、近くの東京カテドラルで昼寝して帰ろうと出向いたら無料のコンサートをしていてそのオルガンの響きに聞き入ったのがオルガンの響きに感動した最初だ。我が手元にオルガンの名曲のCDは所持しているが、いずれもオルガンの名手と言われる演奏家によるものだが、オルガンの響きだけは、いまだCDでの満足は得られない。なぜだろう?オーケストラであればそれなりの金額のヘッドホンで聴けば「聴ける音楽」になるのに?

 この日の演奏の良しあしは正直聴きたい曲がなっかったこともあり感動はなかったが、わが安物のオーディオでは聞けない音が聞こえ味わえたことは確かだった。


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