とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

クリスチャン・ツィメルマンのリサイタルを聴きに所沢ミューズへ(その2)

2021年12月06日 | 所沢ミューズ

ツィメルマンはなぜか所沢が好きなのだろうか?私が最初に彼のリサイタルを聴いたのは2006年だ。それ以来すでに過去5回ミューズでのリサイタルを行っている。

所沢ミューズでツィメルマンを聴く

2012年12月09日 | 所沢ミューズ
 
それこそ調べてはいないが、おそらく「世界的なピアニスト」としては日本人以外では最多ではないかと思う。そんなことからも客の入りも、所沢ミューズでのトップランクの高額チケット料金にもかかわらず「完売御礼」ではないものの上々の入りだった。しかもプログラムはBach,Bramsというどちらかといえば、渋い内容だったが圧倒的に「渋めの叔母様族」が目立つ客席だった。
マナー違反の演奏途中の入場者も今回もなぜか女性客でしたが、おそらく会場のミューズが駅から結構時間がかかることを知らない初心者だったのだろうか?大入りの副産物はつきものなのかもしれないが、最低限のエチケットは守ってほしいですね。
 プログラムは好きなBach,Brahmsが続き、最後がBeethovenでドイツ三大Bとはならず、お国もののChopinで占めプログラムも彼の持ち味が生かされよかった。18歳でChopinコンクールを制覇した彼も還暦越えの今日のプログラムも素敵だった。ピアノの音色が、きれいでBachの淡色な響きが素敵だった。Brahmsも目一杯,甘,甘に彼の個性があふれ最後のショパンはそれこそ「美しい」わが祖国的な彼の思いがあふれ出た若さ?が聞こえた。彼の音楽はまだまだ「青春」の美しい音が響き渡っていた。
 そんな余韻に浸って会場を出たとたん、「孤独のグルメ」ではないがおなかの虫がグー!!!と泣いた。いつもならば、この時期は航空公園駅中の「サボテン」で特別注文の好物のカキフライ定食で決まりなのだが、途中「餃子の満州」の看板が通りの向こうに見え、信号を渡り即入店。団地の1階の商店街の一角、店内満席、しかし回転率は高くすぐに案内され、「中華丼+餃子セット」810円、安さにびっくり!!!!。出てきたボリュームにまたびっくり。音楽と夕食の満腹感で、眠気と闘いながら、各駅乗り換えで小手指駅に着く。そして駅前のバス停の時刻表を見てびっくり土曜日の我が家に到達するバス便は20時台は3便、最短で20分待ちだった。タクシー代1500円の節約のため近くのスーパーで寒さしのぎの買い物をしてバスで帰宅。
 夕食と言い、バス待ちといい、とても音楽を楽しむ身分と環境ではないことを自覚したこの日のコンサートでした。

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