出張中に時間調整で立ち寄った本屋で見つけた。バードワォチヤーには「コマドリ」はそのさえずりは、オオルリ、クロツグミともども魅了される。表題を目にしただけで手をだした。ノルウエーの作家、ジョー・ネスポは、主人公の刑事と恋心を抱く同僚の女刑事にとの会話に女刑事に表題の意味を語らせる。また小説の節目、節目に彼女に、野鳥の習性を語らせる。カヤクグリ、ハクセキレイ、いずれもが小説の展開を象徴する。小説事態は刑事ものの、犯人探しだ。しかし1940年代のナチズムと2000年のネオナチの台頭の時代を対比して、ノルウエーのかかわりを登場人物に語らせる社会性も鋭く、単なる娯楽作品で終わらさないのは良いが、結末は犯人の手記によって終わらせるのは、「そんなのありか」と少しガッカリ。
それにしても行き来の電車の中で集中して楽しめた。
それにしても行き来の電車の中で集中して楽しめた。
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