とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

2016年年の瀬 本年最後の?病院通い、年賀状作り。

2016年12月23日 | Weblog

 20日、本年最後でありたい病院に行った。癌研有明病院。2007年6月に手術を受けこの病院通いも10年となる。予約時間は9時10分。家を6時19分のバスに乗り、小手指で始発の新木場行きに座って豊洲でユリカモメに、この間ユリカモメの車窓から、スカイツリーの完成過程を眺め、また今話題の豊洲市場の工事過程をつぶさに眺め時の経過を複雑な気持ちで思い起こしている。私自身の癌との戦いも10年は生き延びた証が残った。

 病院には8時18分に受付が刻印され、血液検査後予約時間はいつものようにとっくに過ぎ、先生との接触は面談と治療(注射を打っていただいた)は10分程度の時間、それでもいつもよりは早く10時半には病院を出ることができた。カミサンからは、「病院に行けるだけ「幸わせと思わなくては」と諭され、10年間通っている。いつもは病院帰りに神保町に降りて「てんぷら いもやと三省堂、それにICI石井」に寄り道するのだが、この日は永田町での乗り換えを乗り過ごし池袋に出た。昼前だったのでHMV池袋店でBBC MUSICを買いに行ったが、値段が同じHMVのNet通販の方が安く幸い在庫もなかったので帰宅してNet購入した。そのあとICI石井の代わりに好日山荘に寄った。前から欲しかったミレーのシャツが予想通り30%Offになっていた。即買いしたところで昼時になった。「てんぷらいもや」に代わる店は残念ながら池袋にはない。次善策で駅からは遠いが立ち食い蕎麦「いわもと」に行った。注文はてんぷら+もり蕎麦=630円 いもやのてんぷら定食650円より蕎麦代こみで20円安い。てんぷらネタはいもやに劣るが、エビ、キス,イカ、インゲン、カボチャ+蕎麦でこの値段と何よりも揚げたてに蕎麦の旨さは「いもや」同様の絶滅危惧種だ。

そのあと池袋の三省堂に「レコード芸術新年号」を買いに出かけたがなかった!!!!!。本屋になくてとなりの山野楽器店に在庫があった。?この雑誌は高校時代から毎月読んでいたが、このBlogでも何度か指摘したように、評価基準のいい加減さと、評論家を名乗る人物の勉強不足が目につきそれに呼応して海外雑誌が容易に入手できるようになり、Netでも海外のコンサート評がわかるようになり、Netラジオで海外のコンサートが簡単に聴けるようになったことから、ますますこの雑誌の評論のいい加減さが明らかになり、読むのをやめてしまった。ただ新年号には「レコード・イヤーブック」が付録に着く。これは1976年に最初に出され、以降これが欲しさに新年号を購入している。このデータの蓄積は日本人の指向性の変化を知る手掛かりがあると思い、興味を持っている。帰宅して本誌は読まずに付録を眺めた。

 21日、ガレージの屋根の修理。ベランダ同様に積雪対策を施した。越してきた当初はスキーが好きなことから、西武のインドアースキー場にも通ったが、ここ数年の積雪は予想にもしていなかった。

 22日ー23日年賀状作りにとり掛かった。今年は狭山湖・多摩湖とも水量が多く、岸辺がなくなってしまい、オオタカもミサゴも岸辺に降りられなくない、写真を撮るには厳しい状況だった。そんなことから撮りためた写真にオオタカ、ミサゴの思うような写真が少なく、年賀状の題材不足だったが、ミサゴに決めて作成し一応今日発送した。

 20日のHMV池袋支店に在庫がなかった BBC・Musicを帰宅してすぐにNet注文したところ、昨日届いた。最近の円安は今後どう影響が出るのだろうか。US$で11.99の定価が1490円は1$=124.2円換算だ。この雑誌の魅力は付録のCDだ。内容はBBC放送の音源が主体だが、その時の雑誌のテーマあわせ、時折それこそびっくりするものに出会う。何度かその「びっくり」のために購入した。雑誌の内容は、それこそクラシック音楽入門書的な解説だが、わかりやすく、どこぞの評論家と称する文章の「ところで結論は」と問いたくなるようなことはないわかりやすいかたりくちだ。しかも今回のように「びっくりする」付録がとにかく面白いし素晴らしい。11月号のステーブ・ライヒの「砂漠の音楽」は、風に飛ばされる砂粒が織りなす文様の変化を様々な切り口で音として表現してゆくさまが素晴らしい。12月号のつい先日のように思われるほど感激した9月に所沢ミューズでのマハン・エスファハニのチェンバロとエニシャント・ミューシック合奏によるバッハのフーガの技法はバッハ音楽の表現方法の無限大の可能性をしめす、素晴らしさが味わえた面白い演奏だ。またこの雑誌の記事も同じ英国のGramophonにくらべるとむしろ演奏者の演奏そのものよりも音楽そのものの楽しさを伝えようとしている姿勢に好感が持てる。

 日本の雑誌=レコード芸術と比較すると、音楽は文字通り「音を楽しむ」ことで、聴いて楽しくならない音楽は雑音だと思う。それを題材にする雑誌を見るとレコード芸術なる雑誌は音楽雑誌ではなく雑音雑誌というべきか? 



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