とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

老老介護ドタバタ劇 冬のち春の天気の中で

2010年04月18日 | Weblog
 おふくろが骨折で倒れ、ドタバタ喜劇を演じたのは今年の2月16日の開幕だった。
医者の診断は全治3ヶ月、3-4ヶ月の入院は覚悟と言われた。特別室での入院の経済的負担は感じたが、病院での治療で、ひとまず安心しきっていたところへ、おふくろから退院するとの連絡を受け、ドタバタ喜劇の再演が始まった。先週の土曜日に主治医への経過説明を聞きに行き、一様病院での治療は終了したとのことを聞き、後は経過観察と投薬の供給で月1の通院を言われた。
 これまで有料老人ホーム探しをしてきたが、おふくろからの同意は取れず、さりとて実家の改修も手を付けづにいたため、退院と聞きどたばた劇は急展開となった。
病院のアドバイスもあり、今までお世話になった、ケアマネージャーさんに電話連絡。その場で介護認定の変更申請をお願いし、介護認定の調査日を退院当日に病院でおこなうことの手配をお願いした。病院の費用の清算は土曜日の会計はつり銭のないように指示された。
 仕事を終えて、金曜日の夜におふくろを見舞い退院の日程を細かく伝えた。
銀行のATMにより病院費用を引き出した。夜間の駅前のATMはありがたく地元地方銀行の良さを見直した。
 翌土曜日朝起きると外は雪。ふと所属している自然保護の集まりの会の観察会があることを思い出したが、もちろん出席はできないが、長く続く観察会の歴史で、4月に雪の観察会があったかどうかを思った。
 思えば入院した2月18日も雪の日だったが退院の日も雪になった。
 2時前に介護認定の調査員の方が病室にこられた。1時間強、マニュアルにしたがって1問1答の中で調査は進み、時折おふくろの老化度の進行を感じたが、家族にしてみれば介護保険制度の財政的な厳しさは承知しているものの、自分の問題としてみれば、1つでも上の認定を受けこれまでの病院の支払いを考えれば、介護負担を軽減したいと思わざる得ない。また本来ならば、公的なリハビリセンターでの介護を望むのだが、現状は特擁施設化した中で、入居できる条件先は皆無だった。土曜日は、入院のときにお願いした「キウイ・バード」という介護タクシーにお願いした。この日はとにかく実家に連れ戻したことだけで1日は終わった。おふくろは久しぶりの我が家を喜んだが、私は先行き不安を強く感じた。まずは薬の決められた実行ができるかが不安だ。特に今回の入院で肝硬変の病状悪化が指摘されたにもかかわらず、その薬に抵抗を示すのだ。
 実家にその日はとまり、翌日、1階だけでとりあえずは生活できるような形を整え、外出しなくてよいだけの1週間の生活は可能な状態を整えたが未完の状態で帰宅した。
現状は喜劇だがすくなくとも喜劇の状態をできるだけ長く維持し、悲劇への場面展開だけは避けたい今後の台本を描けなければとの思いだが、結論は「老後問題は金次第」。この2ヶ月カミサンといろいろ見聞きし調べたが結論は「単純明快」でこれこそが本人を取り巻く環境でのおふくろ本人が集められる「金次第」との「落とし話」となった。


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