大学ラグビー 対抗戦 帝京、明治全勝キープ

　久しぶりにLiveで2試合連続してみた。
　TV画面でのグランドコンデションは上々だった。第一試合は今シーズンの最高の動きを帝京大のバックスが見せてくれた。前半は帝京ー早稲田ともにフォワード勝負に出たが、早稲田のラッキートライもあり早稲田リードながらも互角だった。
早稲田の不安材料は9－10番のハーフ陣だが前半は可もなく不可もなくだったが、後半は相手に勝負の流れを渡すイージーミスが多すぎた。2本の続けてのスタートでのキックミスは10番即交代を言い渡すべきだろう。そして勝負を際立たせたのはバックスの走りだった。早稲田は布巻の良い走りにサポート出来ないバックス陣、原田、中鶴の自分勝手な自滅の走りはラグビーの原点に戻るべきだ。
繋げる走りが出来なければ、特攻隊にすぎない。二人には個人技で抜きるだけの技量も、体力も無いことを自覚すべきだろう。
　フォワードは金をはじめよく走っていた。敗因は再三言うようだが、優勝できない早稲田の原因は9－10番の成長が見られないことだ。高校での名選手が大学での成長が止まっていることだろう。しかも司令塔なのにゲームメイクができていない。残り時間、風向き、風力、考えたプレーが見られなかった。筑波戦、帝京戦、同様の敗け方は司令塔がいないチームを物語る。

　　慶応ー明治戦は実力差はあるにせよ、明治の復活の兆しを感じた試合だった。しかもフォワードの明治がバックスなみに走り、バックスが西村をはじめフォワード並の押しをする。それを9－10番山口ー染山がゲームメイクしていた。帝京ー明治戦は9－10番でのゲームメイクの出来いかんだろう。
　吉田ラグビーの完成点が見たいものだ。