とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

上中里駅からオペラフィガロの結婚を聴きに

2008年02月11日 | オペラ
昨年友人から初めて滝野川会館で行われた、オペラを誘われた。まず滝野川会館がどこかを知らなかった。そして待ち合わせ場所が「上中里」駅と聴いて驚いた。この駅前でオペラが出来るのかと思った。
http://blog.goo.ne.jp/yyamamot7493/e/e9a8e235899dad3d8907b409d70a9715

今回も同じ場所での「フィガロの結婚」の招待を受けた。友人の関係者のプロデュースによるものだ。
上中里は子供の頃叔母が看護婦(当時)していた病院が近くにあり、よく通院もし入院もした。そのとき夏は神田から電車にのり駅からすぐの平塚神社の木陰を通っていった。そして帰りには神社境内前の平塚亭で夏はカキ氷、冬はお汁粉を食べた。子供の頃の記憶がよみがえり懐かしかった。入り口に貼ってあった、粟餅を買ってしまった。


「フィガロの結婚」は手持ちのメディア、実演での回数ともに1番好きなオペラだ。

http://www.rivo.mediatti.net/~yyamamot/zakugaku060723html.html
(My Hp=雑楽帳)に記載してから2年ぶりになる。いつ聴いてもこの序曲はすばらしいと思うのだが、今回は2台のエレクトーンで始まった。
前回の公演の時も感じたことは、演奏者の質は来日するトップランクとの差はいかんともしがたいが、実態の明らかでないオペラカンパニーに比較すれば遜色ない。しかしスポンサーの着かない公演ではどうしても「経営コンサル」の眼で見てしまう。
寄席の世界と同じ現象が見られるのだ。何年も修行を積んだ噺家よりもポと出の吉本系のお笑いが受けるように、価値の多様性に流される時代なのか。再生産するだけの利益を確保できているのだろうかが気になる。
やはりオペラは庶民には高値の文化なのだろうか。今日みたいな「手軽にオペラ」を増やし出前公演で、地方の空きホールでの公演は出来ないのだろうか。


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