今年は還暦にもかかわらずあまり良いことがなかった年だった。喪中のため、正月準備というものもなく、むしろ来年こそはと、20年経過した我が家の大掃除をし、巣籠り準備で音楽とラグビー(高校・大学選手権)の日々を送ろうと決め例年のゆく年の夕日とくる年の初日撮りも中止した。とりあえずレコード芸術の新年号を購入。700号記念ということでおまけに過去のレコードアカデミー受賞作品リストがあった、第1回の時中学生だった私はこの時からこの雑誌と付き合いが始まったことを思い出した。
これだけは付録のイヤーブックが欲しくてどんなに記事の内容がつまらなくてもと言っても、毎年レコードアカデミー賞の選定評なのだが、買っている。76年から始まったイヤーブックも全巻保有しているのだが、引っ越し・転勤のどさくさで85、86年が見当たらない。このふろくだけは日本のクラシック音楽界の動向を知る貴重な資料だ。それにしてもこの業界も厳しいビジネスになってきているのを感じ、カラヤン100年記念特需がなかったらどうなっていたのだろうかと思わずにいられない。
HMVでレコ芸の隣にダンカイパンチなる雑誌が置いてあった。

表紙が「哀しみのモーツァルト」のタイトルから中身は想像がついたが、レコ芸にない編集者の感性は感じられたが、内容は2番煎じのオンパレード。クララ・ハスキルを紹介するなら、ユニバーサルレーベルにこだわらず、名盤を発掘するぐらいの意気込みが欲しかった。スポンサーに遠慮したのだろうか。ハスキルの名盤としてはミュンシュ=ボストンの20番、クリュイタンス=フランス放送の24番は外せない。それにしてもいやしくも「パンチ」の名を冠した雑誌が次号もモーツァルト特集を組むのはどうゆう風の吹きまわしなのだろうか。
企画がサブプライム前にできていたのだろうか。不況のモーツァルトが当たるのだろうか????。
今月の音楽雑誌ではやはり無料のイントシケイトが1番のできだった。「広上淳一とチェ・ゲバラ」タイトルからして刺激的。内容もアメリカの音楽事情とリーマンショック後の業界事情が語られている。「オペラを演出するということ」も日本の現代音楽の在りようが語られ、この雑誌には現在の社会環境との接点を常に保持しているのがいい。

HMVでレコ芸の隣にダンカイパンチなる雑誌が置いてあった。

表紙が「哀しみのモーツァルト」のタイトルから中身は想像がついたが、レコ芸にない編集者の感性は感じられたが、内容は2番煎じのオンパレード。クララ・ハスキルを紹介するなら、ユニバーサルレーベルにこだわらず、名盤を発掘するぐらいの意気込みが欲しかった。スポンサーに遠慮したのだろうか。ハスキルの名盤としてはミュンシュ=ボストンの20番、クリュイタンス=フランス放送の24番は外せない。それにしてもいやしくも「パンチ」の名を冠した雑誌が次号もモーツァルト特集を組むのはどうゆう風の吹きまわしなのだろうか。
企画がサブプライム前にできていたのだろうか。不況のモーツァルトが当たるのだろうか????。
今月の音楽雑誌ではやはり無料のイントシケイトが1番のできだった。「広上淳一とチェ・ゲバラ」タイトルからして刺激的。内容もアメリカの音楽事情とリーマンショック後の業界事情が語られている。「オペラを演出するということ」も日本の現代音楽の在りようが語られ、この雑誌には現在の社会環境との接点を常に保持しているのがいい。
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