以前カミサンが「涼しくなったから、今度の金曜日は予定が入っていないので、どこかハイキングに連れていけ」とのたまった。すっかり忘れていたが、突然、「金曜日はどこに行くの」と聞いてきた。以前からカミサンは三峰神社に行きたがっていたので、たまたま、西武鉄道の全線、バス・鉄道無料優待券が残っていたことから、「三峯神社に行こう」と答えた。前夜慌てて予定を立てたが、平日の、行楽地はマイカーを使わないと、交通機関が極めて制限されてしまう。
とりあえず我家を7:15分のバスで小手指駅に、そこのコンビニで、水分と朝食を購入、所沢駅7:53分発の西武秩父行きの特急に乗車、車内は平日ではあるがそこそこの乗車率だった。8:59分西武秩父駅到着、そしてバス停の光景にびっくり。車道にあふれる人の群れだった。バスは三峰神社行き急行バスだが、バスそのものは我が家の団地内を走る路線バスと同じ乗り合いバスなのだが、乗車すると急にカミサンが、「整理券を取り忘れた。」と言うので、私が「全線券だから不要じゃない」というと、我らの会話を聞いていた、隣の人が、「私も全線券なのですが、一部区間を除くと書いてあるのが気になっていたのですが」と言うではないか?そこで私は車内の混雑をかき分け運転手に確認に行くと、運転手は「お客さん、すいません、秩父営業所管内のバス路線は、適用外ですので、整理券をお取りください」と言われた。そこでカミサンからパスモカードを預ると、隣の人も、「すいませんついでに私のパスモもチェックを入れてください」と頼まれ、車内の混雑をまたかき分け再度入口にチェックに行った。幸い我々はぎりぎりで座れたが、バスは、通勤ラシュ時以上の定員オーバーで出発した。バスは急な山道を、75分かけてt進み、途中カミサンの前にいた登山仕立ての女性が、超満員の人いきれと車酔いで気分を害しうずくまり、カミサンが席を譲った。ハイカーが、登山前に倒れる程の交通インフラは、ますます、マイカー登山を煽ることになり、自然環境を害することになるのではと思った。
そんなこともありながら、75分かけて三峯神社に到着、とりあえずビジターセンターに出向き情報取集。
とりあえず地図に従い、神社参拝。神社では 空手道着をまとった外人グループが参拝していた。
当初は12:30分のバスで下山して橋立鍾乳洞へ行く予定でしたが、食事を宿坊レストランでとるかどうかを迫られる時間になった。急いで食べて、小走りでバス停に向かえば間に合う時間だったが、食事を選択した。そのため次のバスは平日のため14;30分となり当初計画を断念し、神社周辺を歩いた。4時間の滞在時間ならば神社奥宮へ行けばよかったと悔やんだが、後の祭りだった。
しかしその代わり、三峰公園へ出向いた。しかし、花の季節とはずれたためこの日は私たちだけだった。
宿坊で昼食。シイタケ丼850円、ワカサギ8匹カラアゲ天450円 味噌こんにゃく350円。お味はお値段並みか、私にはいずれも「また食べに来たい」という気にはなれなかった。
14:30分のバスで下山。乗客は椅子席は満席で立ちの人は数人で出発。途中眺めた秩父湖の貯水数量は少なかった。
途中三峰口で下車したのは私たちだけだった。秩父鉄道に乗りたかった。ホームに若い女性がカメラを構えていた、私が「撮り鉄ですか?」と問うと「乗り鉄です」との答えが返ってきた。
乗った電車は京王井ノ頭線のお古かな。まだ秩父鉄道は全線走破は出来ず残すは寄居ー羽生間になった。
秩父夜祭がユネスコ登録されたとのことで、西武のレッドアローは「秩父夜祭」になったが、帰りは各駅停車で、小手指にたどり着いた。
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