とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

作曲家 ピエール・ブーレーズ

2007年02月03日 | LPレコード
高校生の時、ストラビンスキーの「春の祭典」が聞きたくて一番安かったコンサートホールソサエティーと言う通販でLPを購入した。その時の指揮者がブーレーズでそのライナーノーツで彼が新進気鋭の作曲家だと知った。
しかし当時は「春の祭典」の音楽のすばらしさに驚き、その後コンサートホールからパリオペラ座との組み合わせで「結婚」が出るやすぐに購入した。
これにより私にとってはブーレーズは指揮者でありワグナーのトリスタンをTVで見た時はもう完全に凄い指揮者になっていた。


1975年BBC交響楽団と来日した時にNHK-FMで初めて彼自身の指揮する彼の曲を聴いた。リチュエールだった。この時の演奏はエアーチェックしたが、正直その後何回聴いただろうか。感動はしなかった。やはりその時演奏したストラビンスキーの「火の鳥」の印象が強かった。
昨年秋に新橋の「キムラヤ」というデスカウンターでブーレーズの曲を集めた4枚組のCDを安さに釣られて買った。自作自演とバレンボイムとパリ管との演奏だが、結論は彼の指揮ほど刺激は受けなかった。
”Le Domanie Musical de Pierre Boulez" のタイトルのCDでは彼と同時代のベリオ、ヴァレーズ、自作が収められているが、ヴァレーズが面白いと思った。
また"WIEN MODERN" のタイトルでアバドとウィーンフィルがライマン、リゲティー、ノーノ、とブーレーズの曲を組み合わせたCDではリゲティーが面白かった。
それらを聴いたあとにたまたま同じ抽斗で整理していた、彼の指揮するウェーベルンを聴いた。これは歌曲が主だがウェーベルンのエッセンスを言い尽くした演奏だと思った。やはりかれの才能は音楽の解釈だと思った。






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