とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

珍品の17CmLP& 17Cmソノシートを発見、聴く。

2017年11月14日 | LPレコード

 だいぶ前になるが、ブルーノ・ワルターの指揮するマーラーの交響曲選集のCDBOXセットを購入した際に、改めて手持ちのワルターCD,Lpの音源を聴きなおした。その際、ワルターのMozartのBoxLPを開けた時にその中に下記の17cmLpレコードと17cmのソノシートを見つけた。今日は天気が崩れるとのことで、家で何十年ぶりかでそれらを、24bit24bit96Mhzにデジタル変換しながら聴いた。

その1:ブルーノ・ワルター指揮:コロンビア交響楽団との Beethoven Sym No9合唱付きの2楽章出だしの部分とMozart Sym No36の第1楽章冒頭部分のリハーサルの録音

 PRICELESSの表示があることから、何かの特典として、1962年に日本市場に出たものだろう。最も私の記憶ではMozartのSym No.36は正式に練習風景のLpが商品として売り出された記憶があるのだが。

私は大学時代の1970年ごろに神田のたしかミューズ社での中古LPの中に見つけ購入したもので当時の新品17cmLP並みの値段で購入した。

17cmLP :練習風景のやり取りの邦訳での対訳がついている。

 第九では2楽章の冒頭のアクセントの付け方で、ワルターの持論を提示し自らアクセントを指示し、77小節目かエアは口調は穏やかだが、強く持論を展開して2/4拍子の撮り方を細かく指示し、また弦楽器の強弱を細かく指示しながらフルートには一切クレッシェンドするなと、結構細かな指示が続くのに驚いた

 またリンツでは終始アクセントにこだわりを見せ、伝説のの穏やかな紳士とは裏腹に結構細部に細かな指示を出し、また結構ワルター自らが歌って示す部分が多いのに驚かされた。

 これは当時はやった、全集ものの宣伝用のソノシートだ。Time/Life 社がグラモフォンレコードと組んで世界名曲集を売り出した時の広告だ。確か記憶では秋葉原にあった石丸電気で「ご自由にお持ち帰りください」でもらったものだ。しかし「カラヤンの第九のリハーサル風景」が売りだったのだが中身はリハーサル風景は申し訳程度で、ほとんどが、全集の中身の宣伝ナレーション(日本語)で終始され、音楽的価値は0の代物。ただ今では消えてなくなった「ソノシート」の実物保存としての価値しかない。でも我がLPプレーヤーからはちゃんと音は出てきた。



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