とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

古今亭志ん朝が聞きたくて

2009年01月08日 | Weblog
昨春親父の遺品を整理していたら歌舞伎の資料と落語に関する本が多数あった。私の記憶の中の落語は歌舞伎同様、子供のころ無理やり親父に付き合わされたことから始まった。落語はなぜか鈴本も末広も子供の時の記憶になく東宝名人会の記憶だけが残っている。これは歌舞伎同様「終わるまでいい子だったら、後で好きなものを食べていい」が決まり文句で、数寄屋橋不二家のホットケーキとチョコパフェに釣られて親父について行った記憶に結びついている。
小学校の3-4年頃には歌舞伎は一幕見ばかり見せられたから、名場面の台詞も覚え、落語では三代目三遊亭金馬の「居酒屋」は子供ながらに話もわかりよくマネして親戚に見せたこともあった。
就職してからはもっぱらTV寄席になったが、50を過ぎてから池袋演芸場が空いていることもあり行きだしたが、何かしっくりこないものを感じている。
先般飲み仲間の会話で「談志、小朝もいいけど志ん朝が一番」ということになったが自分は志ん朝を生で聞いていなかった。池袋リブロに「日経PC」を買いにいったらレジ前に「古今亭志ん朝 落語」のタイトルとCDブックが山積されていた。思わず手を出し買った。家に帰りすぐに聴いた。「夢金」「品川心中」どちらもまだ若手と言われた時期のものだが、生で聞けなかった後悔が募るだけだった。
そろそろ志ん朝が亡くなった歳に自分も近づくがこれからは独演会を探し落語をじっくり聴く時間も作ろうと思った。


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