花粉症のわたしは、春を敏感に感じる。音楽の世界では春にちなむ曲はたくさんある。デーリアスの「春の初めにカッコウを聴く」をはじめとして好きな曲がいくつか」ある。そのひとつにシューマンの交響曲1番の「春」がある。
この曲は当時高校生のときにステレオ録音最初期のフランツ・コンビチュニー指揮のゲバントハウスのLPで最初に聞いた。当時も、今もいわゆるドイツロマン派の作曲家の作品は好きではないが、何故かシューマンの交響曲はこの1枚のLPから例外になった。
このLPはくすんだ音色が地底から湧き上がるように響き、「春」とはかけ離れたものだがこのLPでドイツの春を体感した。
70年代になりサバリシュとドレスデンとのシューマンの交響曲全曲を入手した。この全曲はCDを買直し今でも一番聴いている。シューマンのオーケストレーションには問題が多いと言われるが、サヴァリッシュの演奏にはそんな疑問を感じさせない輪郭のスッキリした演奏でドレスデンの響きはやわらかい。
バーゲンでマーラー編曲による全集を見つけた。アルド・チェッカート=ベルゲンフィルの演奏だった。個々の楽器の響きが明瞭に響くが、どちらが良いかはなんともいえない。
「春」の表題に一番ふさわしいのはC.ミュンシュ=ボストンかもしれない。まさに冬から春にいっせいに芽吹く雰囲気を彼特有の爆演で答えてくれる。出だしのファンファーレから春の大地が響き全曲を通し躍動感が溢れる。
CDではなくVHSのビデオだが1979年7月のバーンスティンとニューヨークフィルとの東京文化会館でのLiveはショスタコービッチの5番だけがCD化されたがこの「春」もすばらしい。むしろこのときは「春」のが上だと思う。ミンシュの開放感とは違った、春の訪れの喜びを感じる演奏だ。
この曲は当時高校生のときにステレオ録音最初期のフランツ・コンビチュニー指揮のゲバントハウスのLPで最初に聞いた。当時も、今もいわゆるドイツロマン派の作曲家の作品は好きではないが、何故かシューマンの交響曲はこの1枚のLPから例外になった。
このLPはくすんだ音色が地底から湧き上がるように響き、「春」とはかけ離れたものだがこのLPでドイツの春を体感した。
70年代になりサバリシュとドレスデンとのシューマンの交響曲全曲を入手した。この全曲はCDを買直し今でも一番聴いている。シューマンのオーケストレーションには問題が多いと言われるが、サヴァリッシュの演奏にはそんな疑問を感じさせない輪郭のスッキリした演奏でドレスデンの響きはやわらかい。
バーゲンでマーラー編曲による全集を見つけた。アルド・チェッカート=ベルゲンフィルの演奏だった。個々の楽器の響きが明瞭に響くが、どちらが良いかはなんともいえない。
「春」の表題に一番ふさわしいのはC.ミュンシュ=ボストンかもしれない。まさに冬から春にいっせいに芽吹く雰囲気を彼特有の爆演で答えてくれる。出だしのファンファーレから春の大地が響き全曲を通し躍動感が溢れる。
CDではなくVHSのビデオだが1979年7月のバーンスティンとニューヨークフィルとの東京文化会館でのLiveはショスタコービッチの5番だけがCD化されたがこの「春」もすばらしい。むしろこのときは「春」のが上だと思う。ミンシュの開放感とは違った、春の訪れの喜びを感じる演奏だ。
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