とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

晩秋の瀬戸内 松山 出張

2009年11月28日 | Weblog


泊ったホテルは「道後温泉」真後ろの「茶波瑠」。朝5時に廊下が騒がしく起こされた。その後寝付けず、風呂に行った。驚いた爺いと婆あーで風呂場のある10階は混んでいた。私も爺だがこの賑やかさはなんだ。風呂場も混んでやむなく屋上の露天風呂に行った。行くまでが寒かったが人はいなかった。まだ真っ暗で星が見えた。老人の元気は良いが、マナーだけは守ってほしい。



松山の仕事は市電の1日乗車券400円を買う。3回でもとはとれるし、訪問先もほぼ市電の停留所近辺にある。それにしても「坊ちゃん列車」は相変わらずの人気だ。街中は「坂の上の雲」一色だった。「坂の上の雲ミュージアム」なるものもできたそうだ。当日朝のローカルニュースは東京資本の撤退した中心市街地の商業ビルに対して再開のために市が資本参加するニュースが流れていた。訪問先からもあまりよい話は聞けなかった。



城は街のシンボルであり城を中心とした町並みは人間の等身大の能力に基づいて作られている。それを壊してきたのが日本の街づくり行政だと思う。車社会を前提にした都市計画は根本的に間違っていると思う。その意味からも市電が走り、城を中心とした松山は私の好きな街の1つだが、空から見る松山は日本のどこにでもある街に変貌している。無秩序な拡大とロードサイドのショッピングモールの明かり、中心市街地の衰退。
根はどこの街も同じ、あまりにも東京に集中した国家の在り方だ。地方での法人税、関税特別区、調整区域の強化、中心市街地の容積率の優遇、東京集中の強権的な排除策等策は多々あるはず。地方分権を叫ぶ時期は終わり1つ1つ実行に移す時に優秀な人材が地方に残れる魅力を地方自身が努力すべきであろう。


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