都心に出るのは医者通い。３か月で変貌する街。

　このところ、パソコントラブルに巻き込めれ泥沼に陥っている。完全にIEは使用不能状態。Yahoo知恵袋を開き対策を行うが、かえって悪化が進む。仕方なくChromeにするとこちらはDMMの迷惑広告にこれでもかと妨害され、内容がだんだんゲームからそのものズバリのエロ広告が現れれ、これもブロック用のアプリのダウンロードが阻止される。現在はモグラたたきのごとくその都度個別にブロックする始末。時々マカフィーの広告が「マルウエイー対策にマカフィーを」と出てくるのが腹立たしい。

　昨日は３カ月ごとの検診のために癌研有明病院へいく。朝６時５７分のバスで小手指駅、駅で並び７時２５分の始発新木場行きに乗る。本来ならば、混み会う通勤時間帯は、年金者は避けるべきなのだろうが、先生の指定故従う。豊洲でユリカモメに乗換地上に出て正直驚いた。３か月前（正確にはほぼ４カ月前になる。）にはまだ３．１１の残骸土壌袋が野済みであったところが築地市場の移転建物の骨格が出来ていた。あの大量の土壌はどこへ行ったのだろうか？

　病院の受付には９時２０分に到着。すぐに診察予約が１０時３０分、１時間前には検査を受けることと言われ、セーフ。血液と尿の採取を行う。採血はその日は男の看護師だ。この病院に７年間お世話になっているが初めてだった。採血時の痛みぐわいでその人の技量がわかるが、いたくなかった。１０時５０分、放射線科での問診というか、１年ごとの経過観察だ。そもそも前立腺癌の手術を受けたが、癌細胞が取りきれず、放射線治療を受けたがこれまた完治できずに現在に至っているのだが、今後は２年ごとに来てくださいと２年後の予約を言われたが、はたしてこの世にいるだろうか疑問に思った。そしてデータの説明を受けたが、今日の本来の目的である、次の泌尿科の診察データが出ていなかった。理由を聴くとシステムの問題で放射線科の必要項目が先に入力したことから優先されてしまったとのことで、泌尿科の検査項目が落ちてしまったとのことだった。結局泌尿科での検査は１１時５０分どちらも診察時間は１０分にも満たない。会計を済ませ病院を出たのは１２：3０分。会計は自動だ。

　　かつてホリエモンが病院での診察時間と待ち時間についての意見でブログが炎上したが、ある意味同感した部分があるが、かつて仕事上でお付き合いのあった先生方は、癌研の先生も含め、あまりにも忙しすぎる世界だし、先生方の能力の浪費が多すぎる世界だと思う。それは医療現場の法規制は社会の変動についていないし、既得権益に官僚自体がしがみついているからだろう。

　　最近群馬大学、千葉大学での医療ミスの問題が大きく紙面をにぎわせているが、視点を変えてみれば、行政の怠慢だろう。厚生労働省、文部科学省、農水省の共通点は時代についていけない、官僚組織が身動きとれないことだろう。

　　上記官庁は産業になれない個人の徒弟制度がそのままの世界に残された社会と言えなくもない。企業であれば、マネッジメント能力、製品開発能力、販売促進能力、企画立案能力が分担されるが、いずれにしても医者は同世代の中で0.5%前後しかなれない職業なのだから超エリート人であるが、その人が必ずしも企業社会でのすべての能力を有する人ではないはずだ。その人が現状の医療現場では、一人で全部をしょい込むところに無理がある。そしてその人をチェックするシステムがないところに、結局ほころびが生じる。しかも企業であればトライ＆エラーは日常的だが、医療現場では許されない。それなのにチェックするシステムが監督官庁にできなければ、医師個人の責めが出る。最悪はやはり大学病院だろう。自らの役所自体が変化出来ない中で大学病院はその官庁の二重縛りにあうのだから変革など出来ないだろう。大学という徒弟制度そのもののの社会に、生産性だの合理化だのという言葉そのものも存在しないだろう。

　日本の農業がここまで落ち込んでいるのも「個人」の農業者保護のもとに既得権益にしがみついた役所の結果に過ぎない。今頃６次産業と騒ぎたてても、まやかしの農協改革をほこらしげにアベチャンが叫んでもむなしい。

　治療行為の定義から見直して、医者の資格も技能認定制度の導入で、技術者としての医師と研究者の医師、データ解読、管理者としての医師等医師そのものを多様化した資格制度にするべきだろう。素人にも自分がかかる医師がどのような医師なのかがわかるように医療行為の実績データの公表を義務付けを行い、今後の医療機器の専門オペレーターの資格を含め医療技術大学を積極的に支援し活用を図るべきだろう。そして株式会社のような業績評価を病院が公開すべきと思う。７年間通い続けて思ったこの頃だ。ただこんなことが言えるのも通院に２時間要しても、自分で病院を選択できることは「恵まれた医療環境」というべきなのだろう。

　今後の日本の成長産業分野である「医療・福祉分野」を旧態依然の枠組みでとらえ、大学はおろか学部新設すら認めず、「医療行為」の定義にも手をつけずに「ロボット医療」分野で世界に勝てるのだろうか。とおもいつつ病院を後にした。そんなことで新橋行きに乗るつもりでいたのだが、うっかりいつも道理に豊洲行きに乗ってしまい市場前で気づき上記の写真を撮って、新橋行きに乗り換えた。

　新橋の駅ビルで遅い昼飯、にぎりランチすし、味噌汁、茶碗蒸しつき８貫　７８０円はお値打ちだった。食べ終わりニコン銀座サービスセンターに寄った。先日D7100にバッテリーパックをつけて出かけたときに接続端子のゴムカバーを無くしてしまった。D300のときにもおなじことをして、Amazon検索でも、ビッグカメラにも在庫がなくニコンサービスの新宿で２こ３００円ぐらい払った記憶があった。今回もAmazonを検索したがなかったので、病院帰りに寄ることを決めていた。受付で目的を告げると、なんのことかわからず説明すると、手持ちのカタログを調べても出てこないため２階にに行き品物を持って降りてきた。値段は１こ４３円だった。おそらくニコン製品の中での最安値商品ではないだろうか？