とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢ミューズへ、新生ジュリアード弦楽四重奏団を聴く

2018年10月28日 | 所沢ミューズ

 昨日は、新生、ジュリアード弦楽四重奏団の演奏を聴きに所沢ミューズに行った。その前に、務めていた先から、勤続25周年記念にもらったドイツ製の「置時計」が故障してしまい、捨てるには忍びないと、所沢の時計修理専門店に行くことにした。行くにあたって、ちょうどその店がトコロバス(所沢市のコミュニティーバス)の停留所近くの為利用した。

  団地の公園ではイベントが行われていた。バス停には5分前に着いた。そこの掲示板には11月3-4日の文化祭の掲示があった。文化祭には「山口の自然に親しむ会」の一員として私の所属する「菩提樹田んぼの会」の活動が展示される。バスは定刻通りに来たのだが、乗ると運転手からは、「このバスは20分遅れで運行されています」とアナウンスされた。定刻に来たのにと思い運転手に尋ねると、「これからバスは山口地区を循環してまたここに戻るので、同じです」と言われ乗車。そして渋滞の道路に出会った。野球がないのに西武球場への道はすべて渋滞だった。私にはなじみのない「ロックコンサート」が開催されるとのことだった。そんなことで目的の時計店には13時に到着。1時間かかった。時計店では店主が不在で奥さんらしき人が、「現物を主人が見ないと正確には回答できないがは6000円以上を見てください。」といわれ、正直日常生活には支障のない代物ゆえに「6000円以上」の回答には複雑な気持ちになった。

 お昼は過ぎていたことから、近くの「とんかつや=菊富」に入った。カキフライ定食 730円 これは表彰状もの。安い・旨い・大粒カキフライ5個のボリュームあり。所沢の盃横丁を通り航空公園まで歩いた。公園ではこれまた盛大なイベントが行われていた。

 公園をぶらぶら歩いているとコンサートの開場時間になった。いつもより客の出足が遅い。創立以来のメンバーが入れ替わったことと、最近の活動が情報が(新譜の録音がないこと)少ないことからか、開場での空席が目立った。またプログラムも私の感じからは魅力に乏しかった。

  創立以来のサミエル・ローズの最後の演奏会がミューズで行われたときに今後に期待したが、今回の来日はその時のファーストバイオリンもチェロも変わりしかも二人ともに女性になり、それこそ包装紙は同じだが中身は全く違うものとなった。どちらが良いかは好みの問題だが、前回の演奏でも、手持ちのCDとは違う音楽であったし、今回は音楽の作り方が全く正反対のものに思えた。女性二人の感性が前面に出た音楽で、単純に言えば、初代の演奏は4人が、同じ感性を共有し確たる信念のもとに音楽を作った。だからこそバルトークもラベルもモーツアルトにしてもジュリアードの音楽だった。 今回の演奏はベートーベンもハイドンも四重奏団としての個性は感じられず、ドボルザークのアメリカにおいては、バイオリンとチェロが良く言えばのびのびと自信の個性を提示しているだけで四重奏団の個性としてはあまり印象に残らなかった。

所沢ミューズでジュリアード弦楽四重奏団を聴く(2013.06.02)

https://blog.goo.ne.jp/yyamamot7493/e/9799b95e08ddc88448a9dd21df0de9b4

 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲No.3

(私の手持ち)

ゲバントハウス四重奏団:よく言えばオーソドックスな模範的演奏。悪く言えば古色蒼然とした演奏。全集全体としてみれば、ベートーベンの進化化過程がわかる全集として聴くのがおすすめ

これも全集の中の1枚:これは進化過程を知るというよりはベートーベンの音楽のすごさが実感できる。どれも鋭い感性の4人のぶつかり合いがすさまじい。私のおすすめ。

ドヴォルジャーク 弦楽四重奏曲No.12

(私の手持ち

2017年11月6日付けのこのBlogで取り上げていますのでご覧下さい

所沢ミューズにウィーン弦楽四重奏団を聴きに

https://blog.goo.ne.jp/yyamamot7493/e/3365659e47ae1b7b9f94a96e995fb31d 


菩提樹田んぼの会のBlogを更新しました。

 おっくっぽのブログ

http://bodaiigitannbo.cocolog-nifty.com/



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