デセイーの評判はだいぶ前から知っていた。しかし実際に彼女の声を聞いた事はなかった。
このところNHKのオペラのLIVEを撮り貯めしていたが見る機会がなかったが今回は、ナタリー・デセイをまとめて見た。
彼女の素晴らしさを最初に知ったのはDeAGOSTINI名作オペラが最初だった。1990円の値段の安さに惹かれ購入したものだ。
・オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』全曲
ユリディス:ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ジュピテール:ローラン・ナウリ(バリトン)
アリステ=プリュトン:ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
オルフェ:ヤン・ブロン(テノール)、他
リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
グルノーブル室内管弦楽団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
演出:ローラン・ペリー
収録:1997年、リヨン歌劇場(ライヴ)
正直「天国と地獄」がこれほど素晴らしい曲だとは思わなかった。どうしても「文明堂」のカステラ1番電話は2番3時のおやつは文明堂のコマーシャルを口ずさむ衝動にかられ、遠き昔の運動会の思い出が出てきてしまう曲だが、ローラン・ベリーの演出はこのオペレッタをワグナーのリングを吹き飛ばすほどの毒気を入れ込んだ。ブルジョワ社会への皮肉と批判をシニカルな笑いで包み込んだ演出は、時代の読み替えも納得の出来で、さらにミンコフスキーの音楽がデセイをはじめとする芸達者の演技で楽しめた。
これは私としては最高のおすすめDVDだと思う。
●2010/5月18日
華麗なるメトロポリタンオペラ
歌劇「連隊の娘」ドニゼッティ
~アメリカ・メトロポリタン歌劇場で録画~
(2008年10月10日放送)
マリー(軍の家政婦)……ナタリー・デセイ
チロルの青年トニオ……ファン・ディエゴ・フローレス
ベルケンフィールド公爵夫人……フェリシティ・パーマー
シュルピス軍曹……アレッサンドロ・コルベルリ
クラケントルプ公爵夫人……マリアン・セルデス
公爵家の執事オルタンシウス……ドナルド・マクスウェル
公証人……ジャック・ウェザロール
伍長……ロジャー・アンドリュース
町の住人……デーヴィッド・フライ
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
メトロポリタン歌劇場合唱団
マルコ・アルミリアート
今回NHKの録画で初めて全曲を通しで聞いたオペラだ。「天国と地獄」とは違い毒にも薬にもならないお楽しみオペラだが、その分純粋にデセイの演技と声を堪能し、加えてフローレスのHi-Cも味わえた。Metの脇役の演技も冴え楽しい舞台だった。
●2010/3月4日
華麗なるメトロポリタンオペラ
歌劇「夢遊病の女」
ベッリーニ作曲
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:メアリー・ジマーマン
アミーナ:ナタリー・デセイ
エルヴィーノ:フアン・ディエゴ・フローレス
ロドルフォ:ミケーレ・ペルトゥージ
リーザ:ジェニファー・ブラック
テレーザ:ジェーン・バンネル
アレッシオ:ジェレミー・ギャリオン
2010年10月1日放送
歌劇「夢遊病の女」全2幕(ベルリーニ)
<出演>
アミーナ:ナタリー・デッセ(ソプラノ)
エルヴィーノ:ハビエル・カマレナ(テノール)
テレーザ:コルネリア・オンチョイウ(メゾ・ソプラノ)
リーザ:マリー・アデリーヌ・アンリ(ソプラノ)
ロドルフォ伯爵:ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
アレッシオ:ナフエル・ディ・ピエロ(バリトン)
<合唱>
パリ・オペラ座合唱団
<管弦楽>
パリ・オペラ座管弦楽団
<指揮>
エヴリーノ・ピド
<演出>
マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
<収録>
2010年2月12,15,18日 パリ・オペラ座 バスティーユ
私の愛するワグナーもベルリオーズもが、称賛を惜しまなかったと言うベルリーニのオペラだが、私には「どこがいいのだ?」と惹き込まれる魅力は感じなかった。Metもバスチーユオペラも音楽はビドだったが、演出はバスチューユオペラはほぼ原作に沿ったオーソドックスな演出、Metは最近はやりの時代の読み替えにさらに劇中劇の凝りに凝った演出であった。原作の台本自体があまり良くない?筋の流れがつかめないシロモノなのにMetの演出はさらに何がなんだか、ストーリー自体が不明になってしまっていた。それでもMetはデセイとフローレスの「連隊の娘」の再現を狙った舞台だったのだが、私は「つまらなかった」
バスチューユオペラはベルリーニの「夢遊病の女」とはこんなオペラだと知り得た価値を見た。
このところNHKのオペラのLIVEを撮り貯めしていたが見る機会がなかったが今回は、ナタリー・デセイをまとめて見た。
彼女の素晴らしさを最初に知ったのはDeAGOSTINI名作オペラが最初だった。1990円の値段の安さに惹かれ購入したものだ。
・オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』全曲
ユリディス:ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ジュピテール:ローラン・ナウリ(バリトン)
アリステ=プリュトン:ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
オルフェ:ヤン・ブロン(テノール)、他
リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
グルノーブル室内管弦楽団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
演出:ローラン・ペリー
収録:1997年、リヨン歌劇場(ライヴ)
正直「天国と地獄」がこれほど素晴らしい曲だとは思わなかった。どうしても「文明堂」のカステラ1番電話は2番3時のおやつは文明堂のコマーシャルを口ずさむ衝動にかられ、遠き昔の運動会の思い出が出てきてしまう曲だが、ローラン・ベリーの演出はこのオペレッタをワグナーのリングを吹き飛ばすほどの毒気を入れ込んだ。ブルジョワ社会への皮肉と批判をシニカルな笑いで包み込んだ演出は、時代の読み替えも納得の出来で、さらにミンコフスキーの音楽がデセイをはじめとする芸達者の演技で楽しめた。
これは私としては最高のおすすめDVDだと思う。
●2010/5月18日
華麗なるメトロポリタンオペラ
歌劇「連隊の娘」ドニゼッティ
~アメリカ・メトロポリタン歌劇場で録画~
(2008年10月10日放送)
マリー(軍の家政婦)……ナタリー・デセイ
チロルの青年トニオ……ファン・ディエゴ・フローレス
ベルケンフィールド公爵夫人……フェリシティ・パーマー
シュルピス軍曹……アレッサンドロ・コルベルリ
クラケントルプ公爵夫人……マリアン・セルデス
公爵家の執事オルタンシウス……ドナルド・マクスウェル
公証人……ジャック・ウェザロール
伍長……ロジャー・アンドリュース
町の住人……デーヴィッド・フライ
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
メトロポリタン歌劇場合唱団
マルコ・アルミリアート
今回NHKの録画で初めて全曲を通しで聞いたオペラだ。「天国と地獄」とは違い毒にも薬にもならないお楽しみオペラだが、その分純粋にデセイの演技と声を堪能し、加えてフローレスのHi-Cも味わえた。Metの脇役の演技も冴え楽しい舞台だった。
●2010/3月4日
華麗なるメトロポリタンオペラ
歌劇「夢遊病の女」
ベッリーニ作曲
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:メアリー・ジマーマン
アミーナ:ナタリー・デセイ
エルヴィーノ:フアン・ディエゴ・フローレス
ロドルフォ:ミケーレ・ペルトゥージ
リーザ:ジェニファー・ブラック
テレーザ:ジェーン・バンネル
アレッシオ:ジェレミー・ギャリオン
2010年10月1日放送
歌劇「夢遊病の女」全2幕(ベルリーニ)
<出演>
アミーナ:ナタリー・デッセ(ソプラノ)
エルヴィーノ:ハビエル・カマレナ(テノール)
テレーザ:コルネリア・オンチョイウ(メゾ・ソプラノ)
リーザ:マリー・アデリーヌ・アンリ(ソプラノ)
ロドルフォ伯爵:ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
アレッシオ:ナフエル・ディ・ピエロ(バリトン)
<合唱>
パリ・オペラ座合唱団
<管弦楽>
パリ・オペラ座管弦楽団
<指揮>
エヴリーノ・ピド
<演出>
マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
<収録>
2010年2月12,15,18日 パリ・オペラ座 バスティーユ
私の愛するワグナーもベルリオーズもが、称賛を惜しまなかったと言うベルリーニのオペラだが、私には「どこがいいのだ?」と惹き込まれる魅力は感じなかった。Metもバスチーユオペラも音楽はビドだったが、演出はバスチューユオペラはほぼ原作に沿ったオーソドックスな演出、Metは最近はやりの時代の読み替えにさらに劇中劇の凝りに凝った演出であった。原作の台本自体があまり良くない?筋の流れがつかめないシロモノなのにMetの演出はさらに何がなんだか、ストーリー自体が不明になってしまっていた。それでもMetはデセイとフローレスの「連隊の娘」の再現を狙った舞台だったのだが、私は「つまらなかった」
バスチューユオペラはベルリーニの「夢遊病の女」とはこんなオペラだと知り得た価値を見た。
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