2月13日、朝起きると腰に激痛が走る、サロンパスを張れば治るだろうと試みるが治らず、15日に痛さに抗しきれず家から徒歩10分のところ30分近くをかけてM病院に這いつくばりながらたどり着く。
先生からは、「年寄りにはよくあること」と言われロキソプロフェインをどっさりいただきプラス痛み止め剤、胃薬を2週間分いただくも、収まらず、3月8日に延長の申し出でとなった。したがって2月のミューズの演奏会、当初は「マーラーは嫌いだ」と拒否したカミサンだが、前日のゲネプロを含め「小林愛実のショパンだけでも聞くか」と出かけ、当日の演奏も帰宅するなり、「小林愛実の出来がすごかったわよ」とご満悦だったが当方は痛みをこらえるのに必死だった。
3月15日、この日はまだ腰痛は残っていたが、プログラムが発表されたときから、「佐藤俊介Plays J.S BACH」はどうしても聴きたくて発売日に最高と思われる座席を確保したことからも、出かけた。
13:15会場ということで腰痛の痛みはだいぶ治まったが、本調子ではないことからも早めに家を出て、気候も良いことから演奏時間前にリハビリを兼ねて航空公園を散歩した。
昼飯の腹ごしらえは、定番としている所沢駅構内の「立ち食いソバ」、まさに「早い、旨い、安い」これで430円、文句は出ない。
平日のお昼だが、日差しが心地よく、それこそ老若男女、それぞれのスタイルで春の日差しを楽しんでいた。
今回はミューズの中では一番小さなホール=キューブホールだった。座席数が300ちょっとの小ホールだが、この日の演奏には最適の響きが楽しめた。
この日の演奏はVn 1つでBACHワールドすべてを描き切った素晴らしい演奏だった、どこぞのウイスキーの宣伝文句でもある「何も足さない、何も引かない」がバイオリン1つで奏でる作り出されたBachワールドがこの日の演奏会での最後の音が消えた時に、私を含め会場の聴衆がスタンデイングオーベイションでこの日の演奏会のすばらしさを表現していた。
正直ここ2か月間腰痛の痛みに付きまとわれていたが、薄暮の中の航空公園を帰宅のために歩いたが、音楽の感動で痛みは消えていた。「音楽療法」は有りなのだ!!!と思った。
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