昨日東京国際フォーラムで行われている「イノベーションジャパン2009」に行ってきた。これも正に小泉政権の遺産?なのだが、国立大学の独立法人化に伴い産学連携が叫ばれ、TLOが一種のブームになり、その創生期の時代に某国立大学のTLOに私自身も身を置いた。そんな経緯から2004年の第1回から足を運んでいる。
しかし産学連携はあくまで国家目標であった「ものづくり大国から知財大国へ」の1手段に過ぎないものが年々目的化しているように感じるのは私だけだろうか。
ここの会場には海外の知財担当者、バイヤーが何人来店しているだろうか。正に内向きのものだ。ここでのマッチング成果はどの程度のものだろうか。過去の報告書には記載は一切ない。
日本で独力で国際見本市市場を作り出してきたリードエグジビション社長の嘆きのごとく、「選択と集中」のできない政治が空港・港同様に国際見本市市場も失っている現実とリンクされていた。国家目標である「知財大国」を掲げるにはさびしい現実が会場にあった。
主催者がJSTとNEDOと並列であることがそもそも国家戦略の欠如であろう。そして両者のあいさつ文と会場のパネル展示とのギャップは何なのだろう。
本来の意味での産学連携がなされたもの、また可能性のあるものはすでに個々の分野の見本市に出展しているのだろう。
そう思うと第1回のときにパネラーとして参加した知り合いの社長さんが、当時金融機関にいた私を訪ねてきて、技術力の優秀な企業で解決できない問題点があれば教えてほしい、社長さん個人で築かれた中国の大学でのネットワークでコストと時間の短縮で解決できる先を紹介できる。と言われた。社長さんは第1回のイベントですでにこのイベントの限界を見ていたのだろう。
しかし産学連携はあくまで国家目標であった「ものづくり大国から知財大国へ」の1手段に過ぎないものが年々目的化しているように感じるのは私だけだろうか。
ここの会場には海外の知財担当者、バイヤーが何人来店しているだろうか。正に内向きのものだ。ここでのマッチング成果はどの程度のものだろうか。過去の報告書には記載は一切ない。
日本で独力で国際見本市市場を作り出してきたリードエグジビション社長の嘆きのごとく、「選択と集中」のできない政治が空港・港同様に国際見本市市場も失っている現実とリンクされていた。国家目標である「知財大国」を掲げるにはさびしい現実が会場にあった。
主催者がJSTとNEDOと並列であることがそもそも国家戦略の欠如であろう。そして両者のあいさつ文と会場のパネル展示とのギャップは何なのだろう。
本来の意味での産学連携がなされたもの、また可能性のあるものはすでに個々の分野の見本市に出展しているのだろう。
そう思うと第1回のときにパネラーとして参加した知り合いの社長さんが、当時金融機関にいた私を訪ねてきて、技術力の優秀な企業で解決できない問題点があれば教えてほしい、社長さん個人で築かれた中国の大学でのネットワークでコストと時間の短縮で解決できる先を紹介できる。と言われた。社長さんは第1回のイベントですでにこのイベントの限界を見ていたのだろう。
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