とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

グレン・グールドコレクション

2006年08月18日 | クラシックDVD
夏休みを取った。規定で7日間自由にとれる。お盆を避けたが、天気予報は雨とのことで遠出は控えたが、すぐ雨になりMTBも中止。パソコンの修復にかかったたが結局一日を無駄にした。どうもよく見るとリカバー用のCDに傷があり読み込まない。再インストールがお手上げになった。最悪の事態。平行してLD,VTRからDVDにダビングした、カナダ放送のグレングールドコレクションを全部見た。これだけグレングールドだけを聴いたのは初めてだ。CDで聴くとグールドはバッハだと思うが、ドキメンタリーだけに順序通りに見るとカナダ放送の意図にはまるので、アットランダムに聴いたが、グールドはBeethoven弾きだと思った。グールドの音楽は「俺のBeethovenはこうなんだ」と全体像をキチント提示して演奏している。音楽の枠組みがわかりやすい。彼は指揮者に向いているとミトロプーロスが言ったそうだが、単に彼が演奏中に自分の音楽を自分で指揮しているジェスチャーを批判してのことだとは思えない。リストの編曲した「田園」を弾く姿といいその音はまさにオケの演奏そのものだったし、BeethovenのPf Con No.1は指揮者はむしろ彼に合わせるだけのしぐさで、実質かれが指揮者を兼ねていた。しかしNo.5になるとさすがカレル、アンチェルの音楽の中に彼の音楽がぶつかっていた。妥協はしているもののアンチェルはさすが、自分の主張はしていた。エロイカ変奏曲にしろ、テンペストにしても表現はオケそのもののように響いていた。ある意味かれの音楽は計算しつくされた表現なのだろう。彼のMozartが面白くないのは間違った計算の結果だからだ。シェーンベルクについて、メニューヒンとの会話は二人の率直な感性のぶつかりが出て興味深いものを感じたが、演奏は言葉ほどではなかった。シェーンベルクとなるとポリーニになるのかな。


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1 コメント

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はじめまして (おかみ)
2006-08-21 00:18:29
クラシックは実に疎いんですけど・・・



でも、グレン・グールドは大好きなアーティストです。

グールドはバッハ弾きだと、私も思っていました・・。



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