座間洋らんセンター専務の小部屋

座間洋らんセンターの専務が洋らんやお花たちに囲まれて巻き起こる出来事を徒然なるままに書き綴ります。

Phal.Nobby's Spring Alice

2016-08-12 15:35:38 | 日記


Phal. Nobby's Spring Alice

新品種の中輪胡蝶蘭です。

Nobby Orchid の朱さんの交配で、数個体がメリクロンされています。

Nobbyの名前のつく胡蝶蘭の特徴は、とにかく花1輪のクオリティーが高く、キレイ!!

専務の勝手な判断ですが、花だけでみればSM(シルバーメダル)級の、大変美しい花!

上品なピンクの色合いが美しく、丸い!

写真で見たときは、びっくりしました。

Nobbyの名前のつく胡蝶蘭の特徴その2は、営利生産の上で何らかの問題がある。

この個体も、とっても美しく良い花なのですが、、、


茎が固くて、曲げると折れる。

花が長く伸びない。


といった問題が出て、座間洋らんセンターでは本年中の限定生産となりました。(涙)


良い花なんですが、、、

やっぱり、花作りは難しい。

反省、カトレアが咲いてません。

2016-08-12 09:58:06 | 日記


「反省です。」

ピンク大輪カトレアの花が、ほとんど無くなってきました。

いつもお使いいただいております花屋さん達には、大変ご迷惑おかけして申し訳ありません。m(_ _)m


原因は、さかのぼる事 半年前。


温室4000㎡に占める胡蝶蘭の割合が75%となり、胡蝶蘭を管理する専務は、胡蝶蘭だけで精一杯。

今年から、カトレアの栽培を父(会長)にお願いしました。


しかし!そこに大きな落とし穴が!


会長(カトレア栽培暦37年)は、カトレアの開花調整の技術を全く知らなかった、、、


元々、夏~秋咲カトレアの開花調整技術は、専務が大学生の時代に、研究に研究を重ねて、この15年 バッチリ咲かせていました。

なので、その技術や苦労は専務しか解らず、会長をはじめスタッフ皆、なぜカトレアが咲くのか、おそらく知らないと思います。

毎年、1週間毎にベンチがキレイに順番に咲いていく光景が、当たり前だと疑いもしなかったと思います。

毎年、数日の開花のズレに、精神をすり減らし、神経を衰弱してきた専務。

やっとその苦労から解放されたとおもったら、次の苦労が、、、


沢山の失敗を重ねて出来た技術。

マニュアル化して引き継いだつもりが、それを無にしてしまう会長はやっぱり偉大です。