座間洋らんセンター専務の小部屋

座間洋らんセンターの専務が洋らんやお花たちに囲まれて巻き起こる出来事を徒然なるままに書き綴ります。

パフィオの不思議な魅力

2017-12-15 00:43:48 | 日記


パフィオペディラムが咲きはじめました。

専務が目下勉強中のパフィオ。

女神のスリッパとの別名が素敵です。

写真は、緑の花弁に白い覆輪が大きくはいる珍しい花。

価値がありそうですが、普通にとっても綺麗!

遺伝するかな??




昨年、14.0cmだった花が今年咲いたら、15.5cmになりました!

展開が良く、花型が良かったのでキープしていたのですが、大きくなりました。笑

写真ではわからないですが、ボリュームあります。

コチョウランの開花室、25〜17℃の温かい温室でも展開が良いので、この個体の性質なのかも。

低温で咲かせれば、去年のように丸くなる?かも?ですね。


写真の花はどちらも、生長がとても早く、強健な性質の系統です。

これらに審査向きの丸く大きくなる花を掛け合わせたら面白いかもしれません。

というより、咲いてきたら交配するかも?

でも、パフィオの花粉のつけ方がわからない、、、

胡蝶蘭 クリスタルハートと脱線話

2017-12-07 19:34:03 | 日記


新品種胡蝶蘭、クリスタルハート。

座間洋らんセンターのスタッフが名前をつけてくれました。

台湾の世華蘭園の銘花、レオパードプリンス F1138 の子供だと思います。

花の中心にかけての、模様が特徴ですね。

花の形が極めて丸くなるのも、レオパードプリンスを交配親に使った時の特徴です。


とっても脱線する話ですが、、、

もともと親になった胡蝶蘭レオパードプリンスは、ミニカトレア作っていたハウヤン蘭園の謝さんが生み出した品種で、ソゴーさんに売ったと、謝さん本人が言ってました。笑

専務も謝さん(今は胡蝶蘭)も、もともとはカトレアが専門だったので、とても良い友達です。

専務の育種家ネットワークは中々のもので、謝さんは中国語とカタコトの英語しか話せないのですが、専務の武器であるボディラングエッジと筆談で、かなり突っ込んだ難しい育種の話をします。

言葉は通じなく??ても、知識が共通しているので、コミュニケーションはバッチリだと、、、

専務は信じています。笑

とっても脱線した胡蝶蘭の雑談でした。



世界の最新品種

2017-12-04 08:01:02 | 日記


世界の最新品種が咲いてます。

Den.(Big Alex × spectible)

ハワイ生まれの実生です。

とっても長持ちの蘭で、3〜4ヶ月は咲き続けるのでは?と思ってます。

新しい商品を世の中に出すために、専務は世界中から、未だ見たことのない新発見、新発表の蘭達を集めます。

集めた中で、

美しく、丈夫で、花もちも良い。

それを見極めて、増やして、商品にする。

10〜15年かかる作業です。


この花も、これからセレクションにかかります。


カトレア品種改良中

2017-12-04 07:45:56 | 日記


引き続き、専務のカトレア品種改良報告。

色々と育種してまして、黄色大輪もターゲットです。

もうちょい黄色くなればいいな〜、という気持ちもありますが、セミアルバと白の子供が片親なので、やっぱり薄くなりました。

やってみないとわからない。

常に勉強ですね。