しばらく投稿していませんが、
11月からインスタグラムを始め、
そちらで頻繁に鍼灸についての話題を
投稿させていただきます。
今年三年生の卒業発表会の内容は
『「esports」選手における鍼灸の認知度調査』です。
私たちの世代からすると「esports」は
斬新な分野でしょうね。
ウィキペディアの解釈を引用して
以下の様に説明している:
「eスポーツ(イースポーツ、英: Esports)は、
コンピュータゲーム(ビデオゲーム)を
電子競技(でんしきょうぎ)などとも表記される。」
卒論に「esports」と鍼灸の認知度の内容を取り入れ
若者に「鍼灸」という伝統医学の認識や
その治療効果を広げようという
発想は実に素晴らしいと思います。
今年の4月から三年生の
「東洋医学臨床論」と
「応用鍼灸実技」の授業を
一年間通して行っています。
クラスの中には
二十歳くらいの若者が多いです。
趣味や価値観の差を
実感しています。
子育ての経験がある私が
基本的に若者のいい面を見つけ
評価をし、時には
常識外れや体に良くない習慣に対して、
強い口調で指摘しています。
現代生活の中では、パソコン作業や
子供、若者の携帯、ゲームの習慣は
日常欠かせないものとなっていることによって、
運動する時間が減少傾向へ、
長時間同じ姿勢を保つため
筋肉が硬直状態になり、
全身の血流も悪くなっていきます。
さらに、生活リズムが乱れ、
睡眠時間が不規則になることや、
「寝不足」などの現実が
深刻となっています。これによって
肩・背中・腰のこりや痛み、
定期的な頭痛、めまい、
常に感じる手足の冷え、
便秘、頻尿、むくみ、
女性の場合は生理不順、生理痛等々
自律神経の働きの問題が発生しています。
これらの不調は現代医学では
一つの原因にまとまらず、
具体的な治療方針もなく、
対症療法で多種な薬剤を用いて、
根本的な体質や乱れた体の不調を
改善できなく、年齢と共に
不調は積み重なるだけです。
実はこの様な悩みを持つ方が
鍼灸の現場によく訪ねてきます。
施術を受けた後、感想の共通点は
体の芯まで暖まった、
全身軽くなった、
頭、目の周りがすっきりした、
生理痛が緩和された、
便秘もよくなった、
・・・・・・・・
この様な実績を
若い鍼灸師たちから
若い世代へ伝えていく事は
新たな鍼灸のファンが
増えていくと信じています。
鍼灸の業界を繁栄させるのは
すべての鍼灸師の勉めだと
思っています。
一緒に頑張りましょう!